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『シャーロック・ケースブック』

2013-01-24 13:13:57 | 本・映画・音楽の感想

「Sherlock: The Casebook」をゲット!


最初に知ったのは日本語版の方だったが、レビューを見たら、翻訳に関して
●翻訳ソフトを使ったような不自然な日本語
●引用しているセリフがドラマの吹き替えを無視している
●新聞記事の見出しもありえない
などのマイナス評価が。

前に「フレンズ」のガイド本を訳した人が書いているのを読んだが、
その人はドラマのセリフと合わせるためにドラマのDVDをすべて見直したそう。
あの長~い「フレンズ」でそこまでしているのに、たった6話しかない
「シャーロック」でその努力を怠るなんて。

極めつけは、デザインがオリジナルに比べて〝ダメダメ〟だとあったこと。
オリジナルは、ワトソンの事件メモに対して、シャーロックがコメントを
付箋に書いて貼りつけているという部分では、どちらも手書きなのだが、
日本語版は活字になっていて、元の味わいが消えてしまっているという。

ただし本の内容についてはだれもが高評価。
値段も日本版よりオリジナルの方が安い。
そんなこんなで、迷わずオリジナルの方を注文したのが昨日。

写真がたっぷり、文章もたっぷりな160ページのハードカバー。
裏表紙はもちろん相棒。

形式的に裏表紙とはいうものの、デザインは同じで優劣なし。

先に触れた手書き部分。

イギリス人の手書きは、アメリカ人の手書きよりくせがあって読みにくいけど、
これは読みやすい。とくにシャーロックのは。
これを眺めていて、ふとオレンジ色の付箋の手書きは
ワトソンのともシャーロックのとも違っていることに気づいた。
前後をよく読んでみないとわからないが、もしかしてマイクロフトの?
(この手書き文字だけは、ちょっと読みづらいな)

パラパラとページをめくっていて、ここでは同じくせのある手書きのオレンジ色の
付箋の1枚の最後に「M」とイニシャルが書いてあるのを見つけた。やっぱりだ。


ついでながら、上の方のページの×がしてあるところには、シャーロックが
シーツだけ巻きつけてバッキンガム宮殿に行ったくだりなどが書かれている。
だから消したのはシャーロックにちがいない(笑)。

もちろん活字のページもかなりある。最近おもしろい英語の本がなかったけど、
これは楽しめそうだ。


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