先日、紅葉の写真を撮ろうかと恵那峡まで出かけてみた。
予想に反して、恵那峡の紅葉は黄葉が主であまり見栄えがしなかったが、
まずは遊覧船に乗ってみた。平日なのにけっこう乗客がいた。
ちなみに、船を降りるころには観光バスも何台かやってきていた。
恵那峡は紅葉よりも、奇岩を楽しむ方がメインみたいだ。
川面にはカモや鵜がたくさんいて、船が通るとあわててよける。
橋をふたつくぐったあたりまで行って、また引き返す。
眺めを楽しめるようにときどきスピードを落としたりもするが、
全般的にかなり高速で走り、ほぼ30分で戻った。
別の場所から俯瞰して撮った写真。
予定では恵那峡一周トレッキングコースを歩いて写真を撮ろうと思っていたのだが、
紅葉が見ごたえなかったので、車で少し走ったところにある博石館へ行くことにした。
この博石館、けっこう広いし、施設も悪くないのだが、入館者はごく少なくて、
寂れた感が漂っていた。ストーンミュージアムというだけあって、石柱が並ぶ。
木々の向こうにはピラミッドが見える。
クフ王のピラミッドの10分の1サイズだそう。
鉱山体験館の坑道も、すごく感じが出ていたけど、ここで最高だったのは
なんといってもピラミッドの地下迷路。子供だましだろうと高をくくっていたら、
途中からたいへんなことに……
入口近くはわりと明るめで、壁画なども書いてあって、
どこを通ったかがよくわかり、ずんずん進める。
ところが、だんだん照明が暗くなり、壁画もなくなって、
岩の壁はみんな同じに見えてくる。
これが出口にあった迷路図。右下の入口から入ったのだが、
中央から左半分、右半分に比べて明らかに込み入っているのがわかると思う。
ここで左や右の行き止まりの道に入りこんでしまって、出口に通じる通路を
なかなか見つけられなかった。たまたま3人連れの家族がいたのでよかったが、
ひとりだったら、出られない~とパニックになってたかも(笑)
あとから考えたら迷路にいたのは15分くらいだったと思うが、
こんなに真剣に迷った面白い迷路は初めてだった。
全長は360m。
園内には石造りの風情ある建物が点在しているし、もっとお客さんが来てもいい気がする。
これは何の施設かわからないが、(鍵がかかっていたのでスタッフ・オンリーだろう)
ふとホビットでも出てきそうな扉だった。
このあとまた恵那峡に戻って、恵那峡グランドホテルの露天風呂に入った。
露天風呂だけでなく、室内風呂のほうもガラスの大開口になっていて、
ダム湖と赤い橋が正面に望めてなかなかよかった。
(ホテルの風呂から見たときはもう少し左寄りで、橋の全体が望めた)