観光2日目は野付半島へ。ここは標津の東方に細長く突き出ている日本最大の砂嘴だ。
そして、半島と野付湾全体がラムサール条約登録の湿地となっている。
半島へ入ると家はまばらで、道路沿いに広大な原生花園が広がっている。
先週まではエゾカンゾウの黄色が多かったそうだが、わたしが行った週は
これに代わって紫のノハナショウブがたくさん咲いていた。
あと、ハマナスはどこでも見られた。ハマナスはバラのなかまだ。
途中、ナラワラを望む駐車場で車を止めた。
半島には江戸時代の中ごろまでは原生林があったが、地盤沈下して海水が入り
立ち枯れの森となった。このあたりは樹種にミズナラが多いので、ナラワラと呼ぶ。
しかし、地盤沈下は今も進行していて、この景観はいずれなくなってしまうという。
ふたたび車に乗って半島を進むと、野付半島ネイチャーセンターがある。
ここから、さまざまな花が咲いている草原を歩いた先にトドワラがある。
遊歩道はこんな感じ。昨日ここへ来た人は暑くて参ったと言っていたが
この日はさわやかで、気持ちのいい天気だった。
遊歩道を進んだところで、ネイチャーセンターを振り返る。
ほんとうに原野だ。影を落とす木がないから、暑い日はつらいだろう。
遊歩道を抜けた先には、干潟に木道が伸びている。
遠くから見たトドワラ。トドマツの立ち枯れが多いのでそう呼ばれている。
木道の端まで進んで眺めたトドワラ。
かつてはこうした枯れ木がもっと多かったそう。この先、もっと減っていくだろう。
遊歩道は片道30分ほど。わたしは帰途は馬車に乗って戻った。
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