半沢直樹シリーズの第3作『ロスジェネの逆襲』を友人が貸してくれた。
ドラマの元になった『オレたちバブル入行組』と『オレたち花のバブル組』は
読んでいなくて、ドラマのあとを受けた形で読み始めたのだが、
ストーリーもキャラクターも驚くほどすんなりつながった。
そこにいたのは、テレビからそのまま抜け出してきたような半沢で
ドラマの脚本家のうまさ、キャスティングの妙が感じられた。
ドラマは半沢が子会社の証券会社へ出向を命じられたところで終わっていた。
この第3作では、そんな逆境にあって、彼がどう反撃していくかが見どころだ。
おなじみの「倍返しだ」のセリフは1回飛び出すだけだが、
前2作に勝るとも劣らない痛快なビジネス対決が繰り広げられる。
細かいことに触れると、これから読む人の楽しみを奪ってしまうことになるので
やめておくが、とにかくおもしろくて、一気に読んでしまったのだった。
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