図書館で借りてきた有川浩の最新作「三匹のおっさん」を読んだ。
「図書館戦争」シリーズは大好きだが、自衛隊三部作はそれほどでもない。
ただし「空の中」は怪物が上空にやってきて大きな被害を受けるのが
わたしの住んでいる市なので、その興味から最後まで読んだけど。
地方の名もなき小都市がなぜそんな舞台になったかというと、
怪物とコンタクトを取る自衛隊の対策本部が当市の基地に置かれたから。
それはさておき、「三匹のおっさん」はどうだったかというと、
これがもう大当たりで、すっごくおもしろかった。
アラ還の3人のおっさんが自警団を結成して
ご近所の悪をやっつけるという痛快なお話で、
なんといってもこの3人のおっさんがかっこいい。
剣道の達人と柔道家のふたりは設定的にまあありうるとしても、
3人目の機械いじりの達人が持ち出す違法すれすれの秘密兵器ときたら。
やっつける悪はどこにでもあるような、チカン、動物虐待、催眠商法、
結婚詐欺といった小さい悪事なのだが、一般市民にしてみたら大問題。
地球制服をたくらむ大きな悪はスーパーヒーローに任せておいて
こういう身近な悪こそスーパーおっさんたちに退治してもらいたい。
おっさんたちの孫と娘にあたる高校生カップルのいまどき珍しいほど
清純なロマンスストーリーもからんで、さわやかな読後感だった。
明日はいい天気という予報だったので、明日の朝二回目になるウドンコ病の
薬の散布をしようと思っていたのだが、今日の夕食後に庭に出てみたら、
まったく風がなかったので、予定を変更して、急遽今日実行した。
前と同じように完全防備。ちなみに、前回は花粉症用のマスクが1枚残っていたので
それを使ったのだけど、2回目の散布に備えて新たにマスクを買いにいったら
みごとに品切れだった。マスク不足とは聞いていたが、ここまでとは。
かろうじて昔ながらのガーゼマスクがあったので(これとて1人1枚限定)
それを買ってきた。でも、農薬散布用ならむしろこっちのほうが
洗って何度も使えるから経済的かも。
とはいっても、ウドンコ病の薬の散布は2回までなので、
次に使うとしたら来年になってしまう。
これで効果があるといいのだが。
アゲハチョウは三尺バーベナが好きなようだ。
三尺は90cmだが、うちのバーベナはぐんぐん伸びて1m半にもなった。
五尺バーベナと呼ぼうかな。