帰省した娘と下呂温泉へ一泊旅行してきた。
往路、下呂を通り過ぎて飛騨小坂まで足を伸ばし、厳立峡へ行ってきた。
厳立峡と書かれているケースが多いが、この看板は巌立峡となっている。
遊歩道が整備されていて、そのうちの30分コースを歩いただけだが、
それだけでも、見所いっぱいで、十分に堪能できた。
駐車場に車を止めると、まず、この大きな岩がでーんとそそり立っている。
高さ72m、幅120m。
これは5万4千年前、御嶽から流れ出た溶岩流の断面。
溶岩流はこちらの小厳立とつながっていたが、数万年のあいだに浸食作用で分断された。
岩の節理が波打ったり、ぶつかり合ったりしていて、大自然の力を実感する。
この川が岩を削った。
溶岩流もすごいが、水の力もすごい。
渓流沿いに遊歩道が延びている。
もう紅葉が始まっている。
一つ一つの滝は大きくはないが、連なっていて、迫力満点。
三ッ滝の上段の滝と中段の滝。
このあたりでは、水音がすごくて、会話もむずかしかったほど。
三ッ滝の上から、下方を眺める。
スタート地点からは、かなりの高さまで上ってきている。
マイナスイオンの個数が表示されていた。
これでも多いが、5千個くらいの日もあるらしい。
下呂近くでどこへ行こうかと下調べするまで、厳立峡の名は聞いたことがなかったが、
ここは岩も滝もほんとうに見応えがあった。