ゴールデンウィークは、ご先祖(大工)さんのDNAを呼び覚ますため大工仕事に精を出した。今時の言葉で日曜大工(DIY)てな訳だ。床がボコボコになっちまった風呂場前の洗面所床の張り替えと棚設置。ベランダに追い出した乾燥機の置き台作り。3つの工具棚への扉取り付け。倉庫収納のリニューアルなどで延べ5日間。5日間あっても駐車場の排水枡の修理やコンクリート外壁の防水までは手が回らなかった。その内時期を見てと思うが、何時のことやらとはかあちゃんの伝。
風呂場は修理中、大工で疲れた体をほぐしに、神田の幽霊坂の下近くにあるスーパー銭湯「江戸遊」へ。普段使ってないあちこちの肉が痛む。手足のこわばりは一寸やそっとでは取れそうにない。活性酸素は寿命を縮めるとばかり運動しないことを正当化しているツケがきた。
一日の仕事が終わっての一杯。今のアキバはゴールデンウィークとはいってもどこでも飲める。さりとて駅前の新しいビルに雨後の筍のように現れた店には入る気はしない。しかし、いつもの行きつけは休みときている。とどのつまりガード下の「養老の瀧」などのおじさんの定番に落ち着くことになった。いつもの事だがここはマグロブツがサービス品だ。当たり前だが肉体労働のあとのビールは格別だ。
近くの仲間を呼び出そうと思うが、今時流行の海外旅行や混・高・滞の温泉旅行に行っちまってる。よりによって混んで、高くて、どこへ行っても待たなければならないこの時期に出かける奴の気が知れねえ。仕事やガキの都合でこの時しか行けねえ連中にはご苦労様なこった。昔、大工の棟梁の親父は平日に休んで行きつけの箱根か船釣りに行ってたもんだ。ゆとりを持たなきゃいけないね。
その内、世間が静まった頃を見計らって2~3日休暇を取って温泉でもいくさ。足代は手前で直して浮いた分、ざっと見積もって2~30万円がとこか。ぱあっと行こうじゃないか。