木更津の先輩が裏山に猪の罠を仕掛けているという。先日、100kgを越える大猪が掛かり、数日後にうり坊(小猪)が4匹ばかり掛かったそうだ。多分親を探して里に下りてきたうり坊(子供猪)だろう。殺生なことではあるが畑に害を及ぼしてはならんと処分。有り難いことに、哀れうり坊のお裾分けに授かった。
早速、「しずか」で持ち込みの酒と猪で鍋を突っついて一杯やろうということになった。今回は猪の肉に限りがあったこともあって少人数。御用納めの飲み会に体は来れずに替わりに差し入れの酒が参加した連中に声を掛けた。
今回の持ち込みの酒は「純米吟醸清泉」の生原酒。「秩父錦の本醸造亀口酒」、「福祝の特別純米上総堀り」。それに、これまた中々手に入らない芋焼酎の黒麹甕壺仕込み「なか嶋」。全部一升瓶、おまけに暮れに飲み残した「超辛口誠鏡」。
淡麗タイプに飲み慣れた仲間達、亀口の「秩父錦」は20度以上、初めはとまどっていたが飲むほどに旨みが染みわたる。「清泉のしぼりたて生」はなかなか手に入らず知り合いがわざわざ届けてくれた酒、酒米五百万石の口当たりの良さと濃口は、いつもの淡麗な「清泉」にはない旨さがいい。
芋焼酎「なか嶋」は飲み会の目玉だ。暮れの「一どん」に劣らない、ほとんど手に入らないプレミアム物である。普通の芋焼酎とは明らかに違いがある。ロック、湯割如何様にも旨い。
「しずか」では野菜や豆腐などのいのしし鍋の具やその他のつまみを用意して貰った。有り難いことである。うり坊は殆ど臭みがなく、生姜、ニンニクなどはまったく不要だ。飲んで鍋を突いてワイワイ騒いでいるうちに、いつものように9時過ぎを回っていた。アキバの駅まで送り方々駅前のラーメン屋で缶チューハイを酔い覚ましの水代わりに。また、やってしまった。翌朝、これがいけなかったようだ(T_T)。