今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

2千m、峠の温泉宿と満天の星空観測

2009年06月01日 | お酒

 以前の職場同僚が今春、卒業した。新たなスタートに激励の温泉旅行。昨年の卒業組とは福島の名湯「高湯温泉」へ。今回は浅間連峰、二千mの車坂峠の日本秘湯の会メンバーの温泉宿「高峰温泉」へ。

 P1020016 高峰高原には、学生時代の約40年前に2~3回スキーでの思い出がある。以前は峠には高峰高原ホテル一軒で温泉ではなかったような記憶?その後、中腹のランプの宿が峠から少し離れた所に移転し、引き湯開設した。今では予約も難しい人気の宿となっていた。

 高峰へのメンバーは6人、ゆったり10人乗りのレンタカーをチャーターして、秋葉原の中央ロータリーで待ち合わせ。金曜で割引無しの関越自動車道で上田まで。まずは上田城趾を見学の後、上田城趾前の手打ち蕎麦処「千本桜」で日本酒で昼飯。しっかり角の立った二八と更科の合い盛りの手打蕎麦に舌鼓。食事の後、小諸の酒蔵に寄るもご主人のご逝去に伴って、ラベルのみのOEM醸造。お内儀からの切たる話に宿で飲む「姫百合」を購入する。見学有りとある近くの酒蔵に寄るも留守で購入できず。結局、日本酒は最初の一軒のみ購入となる。日本酒の今の現状の現れか?

 P1020041 生憎の曇天と小雨交じり天候の中、つづら折りの峠道を車坂峠に到着。稜線沿いに霧の中を暫く走ると小綺麗な宿に到着。まずは一風呂浴びる。温泉はほぼ中性だが硫黄の匂いは強い。山の中腹から汲み上げて加温してはいるが飲泉は可能だ。温泉療法士の宿の主人によると、胃腸に抜群の効能だそうだ。

 高峰の夜では山菜料理主体の食事に「馬刺し」など追加注文する。東御市の地ビール「OH、LA、HO」と宿の燗酒「七賢?」で盛り上がる。食後に、宿のご主人の温泉療法の講話を聞く。症例別の湯の入り方には学ぶところが多い。

 その後、この宿の売りである天体望遠鏡を使った野外での星空観測会。食事の間降っていた雨が止み、奇跡のように雲が去って満天の星空。諦めていた二千mの星空観測会がスタートした。昨年の目の手術で裸眼で1.2になってから初めての星空観測。宿の若手による星空解説と土星の輪に感激。その後の部屋に戻っての酒は旨かったこと。

  翌日は、草津温泉の代表的な立ち寄り温泉の「滝之湯」へ寄る。時間もなく中の食堂で昼食。その後、帰り道、ダムの湖底に沈む予定の川原湯温泉「聖天様露天風呂」を駆け足で入浴。気難しそうな地元の爺さんが見張りのように湯船で睨みを効かしている。落ち着いて入れない。もう寄ることはないだろう。

 2日目の土曜は忙しく温泉巡りをし、ガラガラの千円高速で関越道を夕方にはアキバに到着でした。多少、湯疲れの感があったが、アキバ駅前で即反省会でした。