暮れもいよいよ押し迫り、年末恒例行事の飲み会の準備に買い出しに。酒屋の案内をお願いした青山の仙人をお宅に迎えに行く。南青山の閑静な住宅街に新築したばかりの3階建ての2世帯住宅。庭は以前の庭石と樹木そのままに風情を残している。流石、青山の石屋の倅というだけある。
酒の購入には、いい酒を揃えているという赤坂の「酒のくりはら」に行く。道路の前の駐車場に車を止め、ゆっくりと品を決める事にした。店に入るなり山口旭酒造の「獺祭(だっさい)」のラインナップが目に入る。真っ先に購入。その後、各種銘酒を数本購入し、会場であるアキバの居酒屋に運び、親父に預ける。
さて、今日の本題はこれからだ。
まだ、3時を回ったばかり、のんびり行こうと、仙人と三井記念病院の前からメグリンに乗る。田原町で降り、三時過ぎにやっている店は無いかとブラブラ、キョロキョロ。閉店した「松風」の前を通ると、昔の「松風」そのままに、同じに場所ビアホール「D's diner」がオープン。どんな風に変わったか取り敢えず入るとする。そこは完全なビアホールだ。若いグループばかりで、昔日の面影は、辛うじてカウンターに「純米真澄」が並んでいることか。この店、浅草の酒屋の「大桝」が開いた店だ。目の前にもチェーン店のBarがオープンしているようだ。
五時も回り「D's diner」もそこそこに、千住大橋でも行くかと仲見世の裏道に沿って歩いていると、そこで「酒の大桝」の本店が居酒屋を併設しているのが目に入る。まずは酒屋の扉を開き奥の通りに面したカウンター席へと案内される。酒屋だけあって、いろいろな酒がある。まずは飲んだ記憶のない「花巴」と「香住鶴」を注文。洒落たガラスの器に入って運ばれてきた。酒種ごとにお猪口を出してくれる。有り難いことだ。さて酒は、香住鶴のほうが飲み口がいいか。
この店は表の店で酒をボトルで買い、500円ぐらいの持ち込み料金を払えばいいらしい。いいシステムだ。仲見世の裏通り雰囲気もいいので、さぞ普段は一杯だろう。利き酒セットもあるらしい。次の機会に飲んでみよう。
2件目に大桝に寄ったので千住大橋は止めにした。小腹も空いたので帰り道にもう1軒ということで、西浅草は今半の斜め向かいの「豚八」へ。この前「アド街ック天国」で紹介されていた。飲み屋ではないが串カツと牛タタキを肴に一杯ということに。オーソドックスなメジャーな燗酒を2合徳利を2本飲んだところで田原町から帰路に。仙人の家へは銀座線で一本、オジンは末広町で降りてブラブラと替えることにする。
早くから飲んでいたので、時間はまだ8時。昼間に電話があった近所の仲間と29日の忘年会と二次会の打ち合わせをすることに。ヨドバシアキバの8階「芋蔵BAR」で待ち合わせ。この店は始めて入るが、賑やかな店内はアキバという場所がらもあり若い連中で満席に近い。そんなに大きな店でない。席に着き鶏つくねと砂肝などを注文。適度に飲んでいたのでサワーとハイボールを注文。ハイボール、サワー共280円、場所柄にしてはリーズナブルな店だ。
「てなことで、なんだかんだと新しい店を4軒ハシゴしちまった。けどよぅ、今年はまだ締められねぇ・・いま暫し、ウコンのサプリで頑張らなけりゃなんめい。それにしても仙人はてえしたもんだぜ、ビクともしねえ!!」