プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

いちばん長い季節のはじまり。

2014-08-22 23:22:41 | インポート
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 人がごった返すお盆も過ぎ、
 ようやく落ち着きを取り戻してきた海岸線ですが、
 太陽光線も徐々に入射角度が変わり始め、
 西日に照らし出された海面が陰影を帯び、
 晩夏~初秋の装いを醸し出し始めました。

 これから、日によって、空気が澄み、高層のに巻雲が散りばめられると、
 すごく美しい海景になるんですね。
 かすかな秋の気配が漂いはじめましたが、
 同じく12月終わりくらいにもかすかに秋の気配が残ります。

 最も長い季節のはじまりってことです。

 さて、今日聴いてるのは Thin Lizzyの「The Boys are back in town」
 アイルランド人の伝説的な黒人ロッカー・詩人の
 フィル・ライノットが率いた70年代のバンド。

 一昨日はジェーンズ・アディクションを載せましたが、
 そういえば90年代以降、全然新しいロックを聴かなくなりました。
 当時グランジとかヘヴィロックが流行ってたけど、やってるのは白人ばかり。
 90年代以降、ロックは白人、ヒップホップは黒人という、
 ブロック化の図式ができてしまって、保守的に思えてしまって
 英米の音楽にあまり興味がわかなくなりました。
 黒人のロッカーなんて一人もいなくなりましたし。

 その前の時代、ジミ・ヘンドリクスやスライ&ファミリーストーンなんて
 黒人ロッカーだったし、マイケルジャクソンもプリンスもスティーヴィーも
 人種の垣根等ない独創性で生きていたし、そもそも人種とか国境とか、
 古ぼけた常識とか偏見とか、そういう壁をぶっ壊すのがロックや
 ヒップホップだったはずで、そうじゃなくなってしまって面白くなくなった。

 というようなことを思い出しつつ、今日は、
 アイルランドの黒人ロッカー、フィル・ライノット率いるThin Lizzyを聴いている。
 フィル・ライノット、かっこいいよな。ヘロインで死んじゃったけど。

 また思う、別に湯浅湾をシーカヤックで漕ぐのは日本人だけじゃなく、
 ジンバブエ人やロシア人やカタール人やアフガニスタン人でもいいだろう、と。
 まあ、今は無理だろうけど、100年くらいしたら多分そうなってるだろう。
 海こそ、国境や人種のボーダーなどない世界だから。
 そして、シーカヤックってロックやヒップホップ本来のスピリットと
 通じ合っている乗り物だからな。

 これからはグローバルに、ゆっくりと、末永く、
 アウトドア、自然系のカルチャーの時代になっていく。

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YouTube: THIN LIZZY - The Boys Are Back In Town (1976 UK T.O.T.P. TV Appearance) ~ HIGH QUALITY HQ ~




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