今日は久しぶりに湯浅湾の北の海岸線、
やびつ海岸方面へツアーに行きました。
湯浅湾は見事なまでに
南半分が南方系、
北半分が北方系の雰囲気を醸し出していて、
対照的なのですが、
同じ湾の中でそういうバラエティがあるというのも、
フィールドとしての底力を感じさせるというか、
凄いことだと思います。
ここは北風の風裏になり、冬でも漕げる場所です。
イメージと反してむしろ秋から春先にかけてが
この海岸線のベストシーズン。
逆に南風が吹く夏の時期は風表になり、
チョッピーな三角波が出たり、
風に流されてきたゴミがたまっていたり、
あまり風情を感じられない事もあるのですが、
夏場でも北風が吹いている時は、
断崖絶壁のワイルドな峻厳さとあいまって、
「北方の夏」的な、
無人の荒野を行く味わいがあるエリアです。
透明度も高いのでシュノーケリングも楽しい。
今日、改めてそう感じました。
一見まっすぐに見えつつ実は細かく入り組んでいたり、
奇岩が多かったりするこういう海岸線は、
岸すれすれにいくのがいいのですが、
こういう海岸線のよさ、味わいが分かる人こそ、
シーカヤッカーとしてのセンス、
アウトドアマンとしてのセンスを持っている人だと思いますね。
(30mほど沖合に出てしまうと、のっぺりとしたようにしか
見えなくなったりしますから)
さて、今日はアニタ・オデイの「二人でお茶を」を聴いています。
この映像は1958年に収録された記録映画、
「真夏の夜のジャズ」(ニューポート・ジャズフェス)に収録されていたやつ。
ぼくはこの映画がほんとに好きで何度も繰り返し観たのですが、
当時のファッションとか、観客の楽しみ方とか、
映像のタッチとか、全てがかっこよくおしゃれに決まってるな、と
ため息が出ます。
そして潮風の香りがします。
なんせ「ニューポート」はロードアイランド州のひとつの島にある都市で、
ヨットやシーカヤッキングなども盛んな場所ですからね。
そしてアニタ・オデイのこの歌唱も、ほんとにプロの仕事って感じで、
感嘆しますね。
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YouTube: Anita O'Day Tea For Two (Improved)