一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1866   水流の梨に至りて滴れり   秋子

2017年10月06日 | 

 日本の梨の生産量は、31万t。1位千葉県4万t、2位茨城県3.2万t、3位福島県2.5万t、4位栃木県2万トン、と上位を関東が独占している。

 梨は、疲労回復、咳止め、解熱、消化促進、高血圧予防に良いとされている。水分が88パーセントで、ビタミン類は余り含まれていないとか。

 さて、梨を切って、滴る水の来し方を作者は想像する。雨が降り、せせらぎとなり、地下水となって、梨の木が水を吸い上げるのだ。ついでに行く末も想像すれば、食べて胃袋に入った水分は、川から海に注ぎ、大海の一滴となり、再び蒸発して雨になるのであろう。

スイフヨウ(酔芙蓉)

コメント
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