落合直文(文久元年~明治36年、42才没)は、明治の新時代に、古来の和歌を一般人に平易な言葉で作歌できるようにし、また貴族、老人のものであった和歌を若い人でも作歌できるように努めた。また門弟には真似することを戒め、個性をとても大事にした。(ウィキペディアより抜粋)
真実を伝えるのに虚構を用いるのは、古来から世界中の文学者・哲学者・宗教者たちの常套手段である。そんなことは百も承知のはずの作者。だからこそ、「うち頷くな」と姫百合に呼びかけているのだろう。大学教授を勤めた作者の、学生への教育的短歌と言えるかもしれない。さて、いつはり(嘘)は是か非か?
サツキツツジ(皐月躑躅)