一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2194 門灯をまあるくつつみ春の靄    歩智  

2021年04月09日 | 

   門灯や街灯が靄に包まれると、光の輪環が現れ幻想的である。遠くに去った昭和期の住宅街の路地を、一人の女性が家路を急ぐ、闇に隠れては街灯に照らされて行く、そんな情景が想像される。

 ちなみに、これが太陽や月に現れる現象を「暈(かさ)という。太陽の周りに丸い虹となって出現すると、日暈(ひがさ、にちうん)、月に現れると月暈(つきがさ、げつうん)という。又、虹のようにも見えることから白虹(はっこう、しろにじ)ともいうそうです。

ミヤマシキミ(深山樒)

コメント
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