一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2195  山笑ふうしろに白き富士も居て  沙会  

2021年04月13日 | 

   この句、前山と、富士山を望む場所はどこだろう。単純に、作者が海老名市に住んでいることを考慮すると、海老名から西を望めば、丹沢山地と大山、その背後に富士山が控えているはずだ。

 只今、日本列島の山々は、山桜の白、薄紅、芽吹きの黄緑、薄緑、濃緑、枝の茶色も交じり、華やかで賑やかで美しい。これを「山笑う」という。

 三月四月の富士山はまだまだ真っ白であり、雪の衣を脱ぐのは「皐月富士」と言われる旧暦の五月頃である。

ヒメオドリコソウ(姫踊子草)

コメント
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