トビウオ(飛魚、アゴとも言う)は、時速35-70kmで、100m~800mくらいは飛ぶことができるらしい。マグロやカツオ、シイラなどの大型魚から逃げるためといわれる。日本近海でも30種ほどいるそうである。
陸上動物になり損ねた小魚が、飛ぶ能力を身に着けたのだが、あと数億年するとイワシなんかも大空を飛んでいるかもしれない。
この句のトビウオは、船の音や影に驚いて必死に逃げているのだろうが、俳人からすると「頼もしい先導」などととらえるのだから「暢気でいい気なもんだ」、とトビウオに言われているかもしれない。
アベリア(又はハナツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギなどとも)