一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

133   大寒や晒す陶土に鳥の糞

2011年01月22日 | 

粘土で形を作ると、その次に削りという作業があって、大量の粘土屑が出る。それを良く乾かしてから水を加え、泥状態にしたものを素焼きの鉢に入れて乾かす。

 

 その粘土に鳥の糞があった、ただそれだけのこと。

 

 私にとって、糞は単なる迷惑に過ぎない。しかし、家や暖房を持たない鳥の立場になってみると、この寒さをどうやって過ごしているのか?それを考えると、糞はまさに生きている証拠である。

 

つまり鳥の糞は、私にとっての安堵であり、喜びでもあるのだ。

 


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