一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

132   大寒の夜を徹して仔犬鳴く

2011年01月21日 | 

13年前の大寒の頃、生まれて3カ月の仔犬を貰った。車に乗せてから鳴き出し、一晩中鳴かれたのには往生した。モモと名付けた。

 

 ある日、近くのペンションに泊まった若い女性たちの騒ぐ声がするので、よく聞いてみると「あら、可愛いわね」などと言っている。行ってみると、やはりモモだった。

 

女性の声がすると、いつでもどこへでも跳んで行ってしまうのには、困った。原因は、3カ月間飼われていた家の娘さんの影響ではないか、と思う。

 

そして、4月のある日、モモは突然いなくなってしまった。お尋ね写真を何箇所か貼ったり、保健所にも連絡したが、とうとう帰って来なかった。人懐っこかったから、きっと誰か良い人に引き取られて、幸せに暮らしていることだろう。

 

 


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2 コメント

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必死な鳴き方 (issyo k)
2011-01-24 03:00:12
パピーさま

仔犬の鳴き声は、耳についてとても寝ていられません。赤ん坊の泣き声もそうですが、生き延びるための必死な鳴き方なんでしょうね。
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大寒の (パピー)
2011-01-23 22:57:38
この句を拝見して半世紀以上前飼っていた犬のコロの事を思い出しました。
何ヶ月で貰ってきたのか記憶に無いのですが、毎晩母がビンに熱湯を入れタオルでくるんで湯たんぽ代わりに犬小屋の中に入れていました。夜になると毎晩淋しい淋しいと鳴いていました。
迷子になってしまったモモちゃんもきっと犬好きの方に飼われたと思います。迷子犬を飼っている方の話を良く聞きます。
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