作業場の片隅に置いておいた、薪を伐るためのエンジンチェンソー。今のはもう3台目だ。30年で3台だから、1台10年は使ったことになる。薪割り機は24年だから、メンテナンスさえちゃんとやれば、結構持つものだ。
そういえば、チェンソーをドロボーに盗まれたこともあった。誤って石でも伐れば、一変に伐れなくなるチェンソー。最初の頃は、いくら研いでも切れるようにならず、往生したこともあった。
さて、ある日、犬のモモがしきりに吠えている。お客さんでも来たのかと外を見るが、気配はない。しばらく様子をみていたら、どうやらそのチェンソー辺りに向って、吠えているらしい。
やはりそうだった。チェンソーを退けてみると、鉛筆ほどの可愛い蛇が隠れていた。さすがに、ドアを開けて逃がした。「もう二度と来るんじゃないぞ」
確かに犬の鼻はすごい。そして、危険を察知する能力に驚く。だから、犬と人間は、数万年に亘り、大事なパートナーとして共存しているのだ。
イヌマキ(犬槇) マキ科マキ属の常緑針葉高木(小田原城址)
小田原市指定天然記念物です
でも、これが育ってきた回りの環境がまったく見えません。
回りはまったく別に造られてきたのでしょう。
たった一人の裸の王様、裸の神様に見えます。
樹齢400年と言われていますから、もしかすると、このイヌマキ、秀吉の北条攻めを眺めていたかもしれませんね。