一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2150  敗戦日五才の姉におぶわれて  パピ

2020年09月01日 | 

  敗戦日に、五才の姉が赤ん坊を負ぶっている、という。作者本人の回想と思うのが自然だが、負ぶわれているのは人形か他の何かかもしれないし、最近のことかもしれない。いづれにしても、戦争の記憶が色濃く残っているのだろう。

 私たち日本国民は、先の第二次世界大戦の終結を、敗戦記念日か終戦記念日と呼ぶべきか、意見が別れている。ここでは、八月十四日は、ポツダム宣言を受諾した敗戦日、八月十五日は、天皇が戦争の終結を国民に告げた終戦日、ということにしておく。

 作者によると、終戦日はまやかしで、敗戦日と呼ぶべきだと思っている、という。又、戦後のことではあるが、作者本人が姉に負ぶわれたそうです。

ミソハギ(禊萩)


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