一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1626  冬の蜂とうとう年老いて死んだよ

2015年12月15日 | 

 707でも書いたが、二十歳の頃、旅先の与論島で「春歌」を沢山知っている青年に出会った。与論島のキャンプ場で3カ月ほど過ごす中、ギターの弾き語りで彼から様々な春歌を教えてもらった。その中に「ぼんぼの子守歌」があった。

 先日、ニュースで野坂昭如の訃報を聞いた時すぐに、彼が「ぼんぼの子守歌」を唄っていたことを思い出した。YouTubeで調べたらありました。勇気のある方は、「野坂昭如のぼんぼの子守歌」←良かったらお聞きください。

 ぼんぼの子守歌

ひとつ 昼間する炭鉱のぼんぼよ 

ふたつ 船でする船頭のぼんぼよ 

みっつ 道でする乞食のぼんぼよ 

よっつ 呼んでする芸者のぼんぼよ 

いつつ いつもするめおとのぼんぼよ 

むっつ 無理にする強姦のぼんぼよ 

ななつ 泣いてする別れのぼんぼよ 

やっつ 山でするきこりのぼんぼよ 

ここのつ 今度する義理あるぼんぼよ

とおで とうとう年老いて死んだよ


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