707でも書いたが、二十歳の頃、旅先の与論島で「春歌」を沢山知っている青年に出会った。与論島のキャンプ場で3カ月ほど過ごす中、ギターの弾き語りで彼から様々な春歌を教えてもらった。その中に「ぼんぼの子守歌」があった。
先日、ニュースで野坂昭如の訃報を聞いた時すぐに、彼が「ぼんぼの子守歌」を唄っていたことを思い出した。YouTubeで調べたらありました。勇気のある方は、「野坂昭如のぼんぼの子守歌」←良かったらお聞きください。
ぼんぼの子守歌
ひとつ 昼間する炭鉱のぼんぼよ
ふたつ 船でする船頭のぼんぼよ
みっつ 道でする乞食のぼんぼよ
よっつ 呼んでする芸者のぼんぼよ
いつつ いつもするめおとのぼんぼよ
むっつ 無理にする強姦のぼんぼよ
ななつ 泣いてする別れのぼんぼよ
やっつ 山でするきこりのぼんぼよ
ここのつ 今度する義理あるぼんぼよ
とおで とうとう年老いて死んだよ