一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1575   蕎麦の花四寺廻廊に雨連れて

2015年09月10日 | 

 2003年(平成15年)、「みちのく古寺巡礼・四寺廻廊」というおかしな新しい巡礼が、四寺によって発足した。山寺立石寺、松島瑞巌寺、平泉中尊寺、平泉毛越寺の四寺を巡ることをいう。

この四寺を開いたのが、平安時代、仏教を学ぶために最後の遣唐使とし唐に渡った「慈覚大師円仁」(えんにん、延暦13年(794年)~貞観6年(864年)である。

9才で出家し、天台宗延暦寺を開いた最澄に師事した後、9年6か月に及ぶ苦難を乗り越えて帰国した54才の円仁が、開山したり再興したと伝わる寺は、みちのく四寺のほか、目黒不動として知られる瀧泉寺や浅草の浅草寺などもあり、関東に209寺、東北に331寺余もあるとされる。

 それにしても、みちのくの蕎麦の花は、旅中一番の印象的な花だった。

 


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