日本の鳥で一番嫌われているのは、たぶんヒヨドリであろう。字が「鵯」で卑しいという字が付けられているからだ。
餌台に蜜柑などを置いておくと鵯は、自分は腹一杯のくせに見張りをして、メジロなどの他の小鳥が近づくと追い払い、食べさせないのだ。正に「卑しい」がピッタリなのである。
ヒマワリの種を置いておくと、ヤマガラ(山雀)やシジュウカラ(四十雀)がやってくる。可愛い顔をしているが、相手を威嚇する時の形相は、すごいのだ。
私にはよく分からないが、どうやら小鳥社会には厳しい序列があるようなのだ。
又最近は、ガビチョウ(画眉鳥)、ソウシチョウ(相思鳥)など、外来種が増えて、食べにやってくる。
日本の野鳥界も、様変わりのこの頃である。