一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1264   蛍来いポリープ二つ飛んでゆけ   洋子

2014年07月01日 | 

 近年、「大腸の検査で、ポリープが見つかり、切除した」などという話をよく聞く。調べてみると、胃ポリープ,大腸ポリープ,膀胱ポリープなどが代表的なものだそうである。とにかく最近の医療は、MRIや内視鏡などの機械が幅を効かし、検査技術が進んでいる。従って、病気は増える一方、病人も増える一方、医療費もかさむ一方である。又、医者はパソコンを眺め、患者や患部などろくに見やしない。

 さてこの句、全く無関係の「蛍とポリープ」を取り合わせ、「来いと行け」を結び付けた発想が実に面白い。しかし、作者のポリープは、飛んでゆくのだろうか。

 もしかすると、親が子に「痛いの痛いの飛んでけ」という「おまじない」があるから、このポリープは作者のものではないのかもしれない。

アカメガシワ(雄花)

 


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