一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1699   ゆきゆきてゆきつく先も四葩かな   歩智

2016年06月26日 | 

 さてこの句、作者はどこへ行ったのであろうか。そして、どこに辿り着いたのであろうか。作者は何も言っていないが、唯行き先のどこもかしこも紫陽花が咲いていて、到着地にも紫陽花が咲いていた、ということだけは分かる。

 従って、私達読者はそれぞれに、自分の経験の中から好きな道筋と好きな到着地を想像することはできる。作者は、「紫陽花の景勝地など、あなたの大好きな場所を、ご自由にご想像下さい」と言っているのである。

四葩とは、花弁が四枚あることで、アジサイ(紫陽花)のこと。


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2 コメント

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昨日の句会 (ふきのとう)
2016-06-28 06:18:15
西洋紫陽花なども多く、子供の頃井戸端や
川端に咲いていた藍色の紫陽花が懐かしいとさえ思います。

昨日の句会にも紫陽花の句が沢山ありました。
そして「袋回し」の兼題も「紫陽花」でした。
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山アジサイ (issyok)
2016-06-30 08:33:04
ふきのとう様

最近、日本の山アジサイの苗木を3種類植えました。
地味で小ぶりですから、茶花として活けるにはいいと思います。
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