8時起床。一足早く目を覚ました妻が発した「もう8時だ!」という声で目が覚める。今日は朝からズーラシアへ行くことになっている。
朝食はパン。昨日買ったブルーベリー入りのパンが美味しい。
9時前に家を出て、横浜線で中山へ出る。娘を在来線に乗せるのはいつ以来だろう。コロナ禍に入ってからはこれが初めてだと思う。
中山駅前からバスに乗り、ズーラシアへ。現在は完全事前予約制で来場者数を絞っているのだが、それでも現地はそれなりの人で賑わっていた。
ズーラシアは「生命の共生・自然との調和」をメインテーマに掲げる動物園である。そのため、動物たちは出来る限り従来の生活環境に近い状態で展示されている。狭い檻や区画で衆人環視の中に置かれるのに比べると、動物たちにとっては暮らしやすい環境だろう。ただ、娘のような小さい子どもにとっては、動物を見つけにくかったり、見つけられても遠かったりして、あまりよく見えないというデメリットもある。今日も娘は喜んではいたが、野毛動物園の時のほうが全ての動物を間近で見られてリアクションが良かったような気がする。
入園してすぐのところにアジアゾウがいた。雄と雌のペアで、雌のほうが雄にすり寄って行動しているように見える。
モウコノロバ(中央アジア)。ずっと同じ場所で佇んでいる。とっくに平均寿命を超えているかなりのおじいちゃんだそうだ。仙人のような何かを達観した雰囲気があってずっと見ていられる。
タンチョウ。こんなに綺麗だったんだ。立ち振る舞いも凛々しい。
アナグマは人を警戒する様子が全くなく、目の前を走り回っている。
熊(ツキノワグマ)が木に登ってこちらの様子をうかがっている。
娘は動物云々よりも、園内を探検すること自体が楽しいようである。
トイレ休憩のタイミングで、娘と一緒にアイスを食べる。戻ってきた妻が「1本ずつ!?」と驚いている。
大きな芝生の広場もあり、所々に動物たちが鎮座している。
ぱかぱか広場(乗馬や引き馬などの体験コーナー)のイベントは全て休止しているが、馬の様子は見られる。今日は1頭だけ、木曽馬の光翔くんがパドックに出ていた。
サバンナエリアに入ると、目の前にクロサイがいた。威圧感がすごい。この後、こちらにおしりを向けて排便し、娘はそれを見て喜んでいた。確かに、こんなにがっつり動物の排便を見られることなんてそうそうない。
キッチンカーで肉巻きおにぎりを買い、ベンチで食べる。びっくりするくらい中のお米が美味しくない。
ミーアキャットコーナーは子どもに大人気。そして、やはりここでもきちんと偵察担当がいる。
最後に、娘が一番見たがっていたキリンを見る。広すぎてちょっと遠い。
13時過ぎに帰途につく。かなり歩いて疲れたのだろう、娘は帰りのバスに乗った瞬間から家までずっと爆睡だった。
14時前に帰宅し、遅めの昼食。妻はパン屋さんのパン、私はコンビニで買ってきたカレーうどんとおにぎりセット。おにぎりセットのほうは起きてきた娘にほとんど食べられてしまったが。
今日もちょこちょこと馬券を買っていた。2,800円分購入して払戻は580円(▲2,220円)。昨日と合わせると3,800円分購入して払戻は3,780円(▲20円)となる。まあ御の字の結果である。ただし、今夜は凱旋門賞があるので、馬券はこれで終わりではない。
夕食は娘の希望でスパゲッティ。トマトソースにベーコンの旨みがよく出ていて美味しかった。
入浴と洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。ズーラシア効果だろう、驚くほどストンと眠った。
夜、フランスで行われる凱旋門賞の馬券を購入し、ラジオを聴く。勝ったのは、日本で活躍するミルコ・デムーロ騎手の弟でもあるクリスチャン・デムーロ騎手騎乗のソットサス(Sottsass)。C.デムーロ騎手はこれが凱旋門賞初制覇。先日亡くなったお父さんに捧げる勝利となった。一方で、凱旋門賞3勝目を狙った断然1番人気のエネイブルは6着に終わった。昨年(2着)と同様に、雨で重くなった馬場が合わなかったのだろう。
私の馬券のほうはというと、ソットサスを本命にしていたのだが、相手に選んだストラディバリウスが7着に沈んでしまい外れ。しかし、エネイブルではなくソットサスを本命に出来ただけでも満足である。
今回の凱旋門賞は、武豊騎手が騎乗予定だったジャパンを含むA.オブライエン厩舎のガリレオ産駒4頭が厩舎飼料への禁止薬物混入によって競走除外となってしまい、ディアドラが出走するとはいえ日本人からすると盛り上がりに欠けるレースになってしまった。しかし、先述したようなC.デムーロ騎手の勝利や、ガリレオ産駒が全て除外された中で唯一の母父ガリレオの馬が勝つというドラマもあり、なかなか面白いレースだったと思う。そして、いつかはこのレースを日本馬が、そして武豊が勝つ日が来るのを楽しみにしたい。
妻とお喋りをしてから、1時半前に就寝。