7時起床。8時過ぎに家を出て、クリーニング屋さんへコートを預けに行く。昨日が暖かかった分気温が下がり過ぎず、今朝はちょうどいいすっきりとした朝になった。
クリーニングは、大手チェーン店ではなく、きちんと水洗いが出来るクリーニング屋さんにお願いしている。「ここの汚れが気になって…」「ああ、なるほど。それではこういう感じの洗い方で重点的に落としましょう」というようなやりとりが出来るのがありがたいし、信頼できる。
東海道線で品川へ出て、始発の常磐線普通列車で茨城へ向かう。朝食は、品川駅構内のサンドイッチ屋「メルヘン」で買ったサンドイッチ。選んだのは、「三元豚ロースカツ」と、常磐線特急の名前から取った「ときわ」(みかんパインチェリー)。ここのサンドイッチは美味しかった。他にも色々な種類があるから、次は他のものも試してみよう。
品川から友部までの所要時間は、約2時間10分。ちょっと長いが、音楽を聴きながら車窓を眺めたり、本を読んだりして過ごすと、結構有意義な時間になる。
アメ横を通過。
上野駅を出て、宇都宮線と並走する。
茨城に入ると、景色がどんどん魅力的になっていく。
友部に着く頃には、車内には私だけになった。
昼前に友部駅に到着。妻のお迎えが若干遅れているので、しばらく休憩。
こんな面白いお祭りがあるらしい。
友部駅前には、結構大きなセメントタンクがある。
北口。栄えてないほう。というか、何もないほう。
お迎え到着。
ドライブがてら、大洗へ行く。まずは、昼食目当てに「那珂港おさかな市場」へ。ここは新鮮な海産物の市場や食堂が集まっていて、週末はたくさんの人で賑わう。駐車場に入るための車の列が出来ているくらいだ。市場はこれくらい活気があったほうがいい。
鮭。超がつくほど大きい。
小女子。しらすの大きいやつというイメージ。
やはり、一番の目玉はあんこうだろう。これぞ茨城名物。とんでもない存在感。
悩んだ挙句、あんこうの存在感が忘れられず、「小舟」であんこう鍋を食べることにする。このお店を選んだのは、どぶ汁風の味噌ベースの鍋が食べられるからである。気さくなおばちゃんたちが若干おせっかいなくらい鍋の食べ方をレクチャーしてくれる、これぞ漁港の食堂という雰囲気。
まずは、あんきも。酢味噌で食べる。濃厚な美味しさ。
お待ちかねのあんこう鍋登場。2人前でこの山盛り。
どぶ汁風の出汁。味噌ベースに、細かく刻まれたあんきもがたくさん入っている。
ぐつぐつ煮込む。
完成。あんこうの身はもちろんだが、出汁がとにかく美味しくて、それが染み込んだ野菜がとてつもないことになっている。2人で汗をかきながらどんどん食べる。
〆は雑炊。この出汁で、美味しくないわけがない。
満腹で市場を後にして、大洗磯前神社へ参拝する。名前のとおり、境内から参道を振り返ると迫力ある海の景色が見える。今日の海は荒々しい。また、境内には既に来年の干支(丙申)の大きな絵馬が飾られていたので、年賀状に使う妻とのツーショット写真を撮った。親戚には、結婚の報告も兼ねてこの写真を使った年賀状を送ろう。
絵馬掛所にたくさんアニメの絵が掛けられていた。どうやら大洗を舞台にしたアニメ(「ガールズ&パンツァー」というらしい)があって、そのファンの方々がたくさん訪れているようだ。しかも、掛けられている絵馬の絵のレベルがめちゃくちゃ高い。
せっかくなので、アニメの看板の前で記念撮影。
駐車場の近くの紅葉が、鮮やかに色づいている。
帰りに、ほしいも専門店「大丸屋」の直売工場へ立ち寄る。ほしいもを干しているところを見られたり、ほしいものオブジェがあったり、文字通りほしいもが主役として全面に押し出されている。私はほしいもが好きではないのであまり興味はなかったが、妻はほしいも焼酎を買って喜んでいた。ほしいもではなく、お酒に流れるところが何ともいえない。
ほしいもを干している。地味な光景。
勝田へ移動し、「サザコーヒー」の本店で休憩。妻はブレンドコーヒー、私は抹茶ミルクとカステラショートケーキ(チョコレート)。カステラショートケーキは、スポンジにブラウニーのような重厚さがあって美味しかった。ただ、あんこう鍋のあとにこれを1個丸々食べるのはあまりおすすめできない。
水戸の百貨店やショッピングセンターに立ち寄ってから、20時過ぎに帰宅。夕食は、先日本郷台のイタリアンレストランで食べたアンチョビキャベツを妻が再現したものと、イカ大根の残り(の大根だけ)。アンチョビキャベツは見事に味が再現されているし、大根にはイカの美味しさが染み込んでいて美味しかった。ちなみに、妻が買ったほしいも焼酎はかなり癖のある味だったらしい。ほしいもの甘みがあるそうだ。私も少し舐めてみたが、ただのアルコール水としか感じなかった。