
最近新橋をウロウロしていた時に気になっていたお店。
「もやしあんかけそば とろ丸」激しいまでの平仮名使用率の店名も気になります。
調べると2010年11月30日にオープンしたお店で、熟成味噌タンメン蔵味噌屋(北千住)の別形態ということです。
と解説してますが、その北千住の店舗には行ったことないんですけどね・・・。

店の雰囲気からしても、中華麺というかラーメンの流れを汲むメニューなのでしょうが、最近はラーメンも多様化してきて、以前ご紹介した辛麺の様にラーメン、中華そばをあえて名乗らずオリジナリティを前面に押し出したお店も多くなってきましたね。

時間的には昼時を過ぎていて中休みのあるお店はみんな休憩中という時間だったのですが、こちらのお店はしっかり営業してました。

店内に入ると券売機が・・・黒、白、赤、マグマ、とありますねえ。
初めてのお店ですからすっかりわけがわかりません。

券売機の横にも大きく書いたメニューがあります。
とりあえず基本的にはもやしあんかけそば+トッピングしかないようですね。

その皿に横に親切に説明してくれている張り紙が。
黒 スープ、野菜の持ち味を活かしたく、風味のある本膳醤油を使用。
白 食材の彩りを活かしたく、色の淡い白醤油で味付けしました。
赤 一年以上熟成させた赤味噌が野菜のコクと旨みを出しています。
マグマ 超高温に熱した油で生ニンニク、生唐辛子を大量に揚げたマグマダレです。
どれも美味しそうな、特にマグマは生ニンニクに唐辛子とあっては非常にそそられるものがある。
お店のデフォルトは黒っていう気がしないでもないのですし・・・。
と券売機の前で正味1分半悩んだ挙句選んだのは赤。
この張り紙をお店の外から読めるようにしてくれればここで迷わないんだけどなあ・・・。
さてカウンターに座ると、目の前に調味料がズラッと。

にんにく(生おろしにんにく)、苦め(揚げニンニク)、酢っぱめ(酢)

辛め(唐辛子)、甘め(すりごま)、その横に醤油、酢、ラー油、胡椒

そしてしびれめ(山椒)
多彩なメニューと多彩な調味料で、お店の基準的な味が判りづらいというのもありますが、これはこれで楽しめそうでもあります。



そしてやってきたもやしあんかけそば赤!
もやしを中心とした野菜炒めを作り、スープを注いで最後に片栗粉でとろみをつけたスープ。
味噌味なのですが、スープの下地や野菜の旨みも感じられ、味噌系のスープにありがちな「味噌の旨みだけ」のスープではありません。
上にはやや大きめに切ったねぎと糸唐辛子、さくらえびと中華おこげが乗っています。
とろみのついたスープは冷めにくく、食べるのに時間がかかることを控除したのか、麺はしっかりとした太縮れ麺をやや固めに茹でてあります。
食べ進んだところで、さっきの調味料を試してみましょう。

しびれめと辛め、そして苦めを加えてみました。
って食べてるときには気づかずに記事を書いていて気がつきましたけど、揚げニンニクと唐辛子が入ったら先のマグマに近づくような・・・結局マグマにすればよかったのかな?
ただ、調味料を使って自分で手を加える部分が多いのですが、手を加えず出されたままであっても十分美味しさがあり、ひとつ完成されています。
こういった創作系のラーメンは目新しいものは使っていても実が伴っていないギミックの域を出ないものもあるのですが、これはしっかりとしたオリジナルの料理として成立しています。
次回はぜひマグマを食べてみたいですねえ。あと黒にも興味が・・・。
ごちそうさまでした。
ではでは
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