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八面大王足湯にやってきました。
八面大王というのは、信州安曇野に伝わる伝説の人物、魏石鬼の別称だそうです。
民間の伝承として、口碑で伝わったので諸説あるようですが、鬼伝説が周辺地域に広く流布して成長したお話みたいですね。
先ほどの大王わさび農場の中に"大王神社"という神社があり、この神社にはこの八面大王の胴体が埋められていると伝わっているらしいです。
そんな八面大王の名を冠した足湯ですが、無料で利用できます。
【八面大王足湯】〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明
穂高温泉郷の中にあり、この近くの温泉で温泉につかりつつ、お昼ご飯でも・・・って思ったんですが、
なんかちょっと商魂たくましい感じの施設だったんですよねえ。
だったら近くのこの無料の足湯でいいか。
という流れです。
その足湯につかりながら、
じゃあお昼はどうしようかねえ。
というディスカッション。
その結果・・・結構近くにあった
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そば処双葉!
明治38年創業の老舗です。
・・・といいつつ、足湯につかりながら、グーグルマップで調べたお店です。
正直お店の前まで行ってどうしようか考えてました。
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古民家風の店構え、お店をを覗くと、結構繁盛しているみたいで、
ちょっとお外で待ってて下さい
とのこと、
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というわけで店外でしばらく待ちます。
この時の時間が、午後1時過ぎ、待ち時間は10分しないくらいで案内されました。
ガラーンとスカスカでも心配だけど、大行列には並びたくない。
個人的にジャストな混み具合だと思いました。
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というわけで、奥のお座敷に案内されました。
そば茶で落ち着きます。
まず一品目は
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刺身こんにゃく
これは!しっかりこんにゃく芋をおろして作ってる手作りのやつですね。
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少し空気が含まれていて、ざらざらしたこんにゃく芋を感じることができるこんにゃくです。
続いてやってきたのが
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にじますのつぶら揚げ
腹開きにしたニジマスを油でじっくり揚げて、甘酢にさっと通したものです。
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これもなかなか美味しいねえ。
ついついお酒が欲しくなりますが・・・悲しいかな、運転手。
そしてやってきましたよ
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生そばの大盛り(約二人前)
昨日川中島で、今朝もホテル朝食でいただきましたが・・・やはりしかるべきところでいただきたい!
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確かな技術で、しかも丁寧に作られたとわかる手打ちのお蕎麦。
さすがそば処安曇野の名店、そばの香りもよく、硬すぎない絶妙なのど越し。
昨日も、今朝もおいしかったけど・・・でもこれはやっぱりレベルが違う。
ちなみに、長男と次男は先の"秘伝の味"とあった、ソースかつ丼のセットでした。
それはそれでおいしそうだったのですが・・・
父ちゃんは・・・
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安曇野わさび丼!
なんか孤独のグルメの伊豆の会で似たようなものが出てきた気もしますが・・・まあ気のせい気のせい。
アツアツのご飯の上に鰹節、そして、おろしたての生わさびが乗っています。
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これにお醤油をすこし回し掛けして。
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いただきます。
ツーンと抜けるわさびの香りがたまりません。
あれだけわさび見てきたら、わさび丼食べたいよねえ。
美味しいお蕎麦、おいしいわさび丼大変満足であります。
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最後はお約束の蕎麦湯で締めて
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安曇野の実力を知る蕎麦の力!
ごちそうさまでした。
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お会計の時に見かけたこの電話がちょっとレトロでいいなあ・・・って思って写真を撮ったのですが・・・
よく見りゃただのプッシュホン。
そこはダイヤルにしてほしかったなあ・・・というのはまあ余計でした。
というわけで、ここを出まして、じゃあ帰りますよ!
名残惜しい気持ちを押さえつつ、岐路に付きます。
ちなみに、行きは関越道から上信越道を経由してきたのですが、帰りは長野道から中央道に出て帰るコース。
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途中諏訪湖のサービスエリアで休憩。
談合坂のサービスエリアで休憩を挟みながらゆっくり帰宅。
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「やっと帰ってきましたね。ちゃんとお留守番してましたよ」
というのはアンズさん。
帰ったら真っ先にお出迎えしてくれました。
楽しかったねえ~、なんて家族で話しつつ、簡単に夕飯を作りました。
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安曇野の農産物直売所で買ってきた、こしあぶらを湯がいて刻んでごはんに混ぜ込みおにぎりに。
実は山菜取りをする人のSNSを見てて、一回やってみたかったのよねえ。
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お豆腐とねぎのお味噌汁も添えて。
いただきます。
こしあぶらって独特の風味ですね。ちょっと春の若草の香りを凝縮したような・・・
青臭いような・・・でもこれは嫌いじゃない。嫌いじゃないぞ。
というわけで、一泊二日の信州旅行でした。
性格的に食レポ以外のところの流した感が凄い気もしますが、まあ岩風呂のやることですので、ご了承ください。
ではでは
【安曇野そば処 双葉】〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明3617−45