岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

東池袋大勝軒いちぶんで中華そば

2014-07-11 11:30:00 | ラーメンレポ


東池袋大勝軒・・・といっても、ここは「いちぶん」
場所は池袋ではなく柏です。

今日は柏でちょっとした野暮用の帰りに寄りました。

頼んだのは中華そば半熟卵入り・・・って



・・・ってあれ?・・・玉子が2個・・・ってそうだ!この大勝軒は東池袋の直系の系統だから基本的な中華そばでも玉子が半分乗るんだった!!
あ゛~~~~・・・。

というのは心で泣き、その動揺や心の揺れを表に出さないのが大人です。



「東池袋」を語るわりにはチャーシューが肩ロースっぽいとか・・・



実は自家製麺じゃないとかありますが!
しかし、このお店を語るのはそこではありません!

重要なのはスープの「薄さ」です。

千葉・・・茨城・・・チバラキ!

・・・じゃなくて、千葉、茨城辺りを中心とした大勝軒系ってのはどうも茨城大勝軒を祖とする麺屋こうじのグループのイメージが強いというか・・・まあ茨城大勝軒ってのももともと東池袋の出身なんですけど・・・。

この系の大勝軒は同じ「大勝軒」でも特に濃いスープを売りにしておりまして、また大勝軒系のつけめんや中華そばをインスパイアした人たちが、とにかく「濃いスープ」で争うようになったものなので、とにかく大勝軒っていうと超濃厚な中華そば、ドロドロというレヴェルのもりそばのつけだれ、が一般的にも常識になっておりまして、こういうスープだと「薄い」って一蹴されるような悲しいケースもあるんですよね。
でもね、東池袋のスープってそんなにすごく濃くなかったんですよ。

そう、ちょうどこれくらい。
むしろこちらのお店の方がそれに近い。

これでもう少し麺の量があって、チャーシューがもも肉だったら、惜しまれつつ取り壊された東池袋の旧店舗で食べたあの中華そばに相当近いものだと思います。

ただし・・・それ食べたの10年くらい前の記憶ですけどね。

そうそう、昔の東池袋に比べると、少々サバ節が強くて煮干しが弱いかな?というくらい。



あと、忘れてましたが、先ほど後悔した半熟玉子ですが、これがですねえ。
意外と美味しい、というか、とろとろの黄身がスープになじませると、玉子自体のおいしさとスープのおいしさが合わさります。味玉とは違う方向のおいしさですね。
この「良さ」こんど自分のラーメンに生かしたいと思います。



麺の量が本家の東池袋ほどは多くないので、スルッと食べられてしまいますねえ。
私はこの後があるからこれで良いですけど、もう一つ、っていう人はごはん系のサイドメニューか大盛りにした方がいいかもしれませんね。

ごちそうさまでした。
ではでは

【地図】千葉県柏市旭町1-3-3




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西早稲田不義理人情話、らぁ麺やまぐちの冷やし煮干しそば

2014-07-10 12:38:08 | ラーメンレポ
え~世の中には義理と人情がありまして、義理とは人と人のつながりにおけるしきたりや義務、人情とはそれとはかけ離れた慈悲の優しさだと思っております。
その前者義理ですが・・・義理を果たさないのを不義理なんて申しまして、浪曲の世界ではそういうのを「恥を知らねえ奴」なんて言います。
今回はそういう話・・・恥を知らねえわたくしのことでござんす。

え~、らぁ麺やまぐちさんいろいろお世話になっておりまして・・・大変いろいろお世話になっていますが・・・今まで何度も足を運んでおりますが・・・実はこのブログでの紹介は初めて・・・という不義理・・・何たる恥知らず。

そんな恥知らずの物語をひとくさり。

季節は梅雨。でもその梅雨空も一休みで見事な五月晴れ・・・五月晴れっていうには炎天燃えるような真夏の暑さの牛込若松町。
今日はここに用事があってやってきまして、その用事もさっさと済んでしまったもんですから、時計を見て「ちょいと時間があるな」って思ったから、そこから北西に進路を。
戸山の公園を抜けて早稲田から西早稲田へ。

やってきたのは噂のらぁ麺やまぐちさん。
昼時なのと相変わらずの人気なのとで、行列ができてます。
その行列の後ろに並んでしばらく待ち。
今日は久しぶりだし、看板の鶏そばが新しくなったってから、これをいただいて帰ろう。
なんて思ってたものの、待ってる間も暑いから汗がどんどん出てくる。

そんなこんなでようやく券売機の前・・・「いや、温かいの無理」・・・ということでつけめんか冷しの完全に2択状態。

そしたら

「限定」って書いてある方選ぶよね!

というわけで、誰から聞いてもかなり評判のいい一杯「冷し煮干しそば」のボタンをポチ。

程無くして着席。

ものすごいのどが渇いたので、お冷をがぶがぶと2杯。飲んでる間に来ましたよ!



まず真上から!



斜めから



ドアップで!



そして麺リフト!

・・・と一連の儀式が終わったところでいただきます。

まずスープは煮干しを冠しているだけあって結構キてます。
ベースは鶏のスープなのですがその上に煮干しの苦みも感じるくらいの煮干し感。
醤油だれは醤油の素直な香りがするのに、角は立っていません。不思議?

麺は相変わらずの良い歯ごたえ、冷やし用に長めに茹でて、しっかりと冷してあるので、麺の表面に変なぬめりとかも無くて、滑らかなのにしっかりと腰があり、小麦粉のおいしさを感じられます。

チャーシューはお店自慢のローストチャーシューで、冷やしで温まってないとハムのような芳香があります。

そしてクロスのメンマはこちらのお店の名刺代わりですね。このメンマもジャキっとした歯ごたえが良くメンマ好きにはたまりません。

あと、ネギの他、紫蘇と茗荷の薬味。これです!
個人的にこういう端麗の冷やし系と紫蘇、茗荷は絶対の相性だと思っておりまして(ただ好きなだけですが・・・)端麗だけれども濃くて甘いスープに清涼感をプラスしています。



最後にスープをよく見てみると、銀色のキラキラが・・・この鳥の風味、そしてこの煮干しの濃さは、伊藤にも負けてないんじゃないかと思います。
暑い時期はこれで良いんですけど、これの暖かいやつも食べてみたいですねえ。是非!



ごちそうさまでした。

お店を出て、高田馬場まで歩いて・・・と思ったら、なんか近くの神社で竹が・・・そうか、七夕か~。
ちょっと見てみましょう。



「美味しい食べ物をいっぱい食べたいです。なのでお金を下さい。 ぐじー」

こういうやつにはあんまりお金あげたくないですね。
「食べたいです」までで納めとけば面白かったのに、つまらんやつです。



「ソナちゃんと復縁できますように セ」

ソナちゃん・・・韓国人タレントとかでしょうか?まあ出来ると良いですね(棒読み)



「日本の大学に行けますように ヨハネス」

頑張れヨハネス!「行けますように」じゃなくて「行くんだ!」っていう気合が重要ですぜ!



「マトモな友人がほしい」

マトモじゃないなら友人いるのか?・・・まあそれも大切にな。
がんばれよ・・・

名無しの短冊に思いをはせつつ、西早稲田から高田馬場の人ごみに消えゆく昼下がり。

ではでは

【『らぁ麺 やまぐち』店主日記】





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【餃子の満州】川越と餃子とビールとラーメン

2014-07-09 00:18:50 | ラーメンレポ


川越八幡宮の紫陽花が綺麗なそんな梅雨空の下でした。

川越・・・、JRと東武線の川越駅と西武線の本川越駅を結ぶ1200mに及ぶ商店街「クレアモール」
川越新富町商店街と川越サンロード商店街の統一名称だそうで、歩いてみると相当な長さ。
そしてかなりの賑わいです。

本日はこの川越某所でお仕事の打合せだったのですが、それも先ほど跳ねました。

今日はあと帰るだけ、なので当然この辺で・・・。

居酒屋・・と行きたいところですが、財布の方が諸事情が諸事情で、ちょっとここは締めていきたいところ。
ということで、一人脳内会議の結果。



埼玉が生んだ餃子の雄「餃子の満州」ということになりました。



遠くに王将が見えてたり、JR川越駅方面に戻ると日高屋や来々軒があったりしますが、千葉からの(一応)旅行者としては、隠れた埼玉名物を楽しんでいきましょう・・・ってまあ元埼玉県民ですけどね。

というわけで店内に突撃!!



一番奥の席を占拠!先客は2名程入り口近くにいました。

じゃあ早速



これを・・・。



こういうスタイルで!

・・・と、その前に・・・。



3割うまい・・・という控えめな売り文句。

ちなみに通常の3倍と言われるシャアザクはMS-06S、通常のザクはMS-06Fこの違いですが、実は推進力が3割程度アップしているだけだそう。
だからザクと競争すると130%くらいの速さで移動できるのです。
じゃあシャア少佐は残りの170%をどうやって稼いでいるかと・・・これには諸説あるので、ここでは割愛いたします。

ちなみに・・・がどうでもいい話過ぎましたね。
この話を書きたいがために、「3割うまい」の写真撮りました。
反省してます・・・たぶん。



じゃあ次は3割うまい!!・・・かどうかは知りませんがたれのブレンドです!



まずはラー油
3割うまい!!



次は酢
3割うまい!!



そして醤油
3割うまい!!

という順番。
割合は4:4:2でブラジル伝統のフォーメーション。

別にブラジル云々も4:4:2でなくてもいいんですけど、話の引き延ばしにかかっているので、許してください。



引き延ばしたところで餃子いただきましょう!



では、いただきます。

・・・美味い!・・・これ美味いです。

皮がしっかりしていて、なんかさっぱりした印象。
なんか、こう軽いんですな。

これは日○屋はともかく、餃子の○将よりおいしいかも?

これは6個じゃ済まない!

ということでもう一皿追加です!

・・・と思ってふと見ると・・・



旨辛みそ・・・これ良いんじゃないの?
ということでこれも追加!

ビアーも追加で・・・



こういうフォーメーションに・・・まるで「これが一杯目」というレイアウト・・・ところがどっこい2杯目ですぜ!



じゃあさっそくこの旨辛みそを・・・



いただきます!
おお!これも良いですね。ラー油とまた違った辛さになってます。
なんか辛さが勝ったラー油に対して、みそのうま味と同時に押し寄せる辛さですな。
これ良いです。

1皿目、ラー油+酢+醤油
2皿目、旨辛みそ

このコースお勧めです。
食べ終わるとこの餃子の皿にも



3割うまい!!

というわけで、餃子2皿+生ビー2杯、そろそろ締めましょう。
そしてこの締めは



満州ラーメン!!
これしかないでしょう。
トリプルスープで三元豚のチャーシューを使ってあって、化学調味料不使用とかマジか?丸大豆醤油も使っているみたいで・・・ここまで来るともはや怪しくさえあります。

というわけで、しばらく待ちますと・・・



来ました!
かなりメニューの写真と違わない見た目。
メニューの写真と違う!ってのが話題になった昨今ですが、ことこちら満州においては当てはまりません。
さすが3割うまい!!



どアップでも1枚。



そして麺リフト!

トリプルスープってのはきっと豚、鶏、和風を分けて取っているんでしょうね。
化学調味料不使用というのは、ちょっとしたマジックがあると思いますが、確かに過剰なうまみは感じられず、こういうチェーン店のラーメンとしてはかなりのものだと思います。

そして

どんぶりの

底には

やはり

お決まりの



3割うまい!!

ごちそうさまでした。

チェーン店だから他の店舗も行ってみないとわからないですけど、こちらのお店餃子の焼き具合、ラーメンの盛り付け、ビールの泡の具合とかかなり仕事が丁寧です。

餃子もなかなかだし次回満州を見つけたら是非また行ってみたいですね。



ちなみに、駅前の古本フェアで買った1989年に発売された中華料理店の本を購入、今から読むのが楽しみです。

ではでは

【餃子の満州】





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