雪の予報も出ていた火曜日は
風が頬に冷たくて
思わず襟をたてて
駐車場を足早に歩いた。
寒くなる予報だったので
この夜の夕飯はキャンパーでなく
我が家で食べることになった。
7時頃 帰宅すると
ジェイク君とバッキーが
小さなキッチンで
あーだ こーだ
と
言いながら料理を作っている。
ジェイク君が買ってきたティラピアを
私が伝えた調理法でバッキーが作ってくれた。
野菜とポテトはジェイク君作
この日
バッキーがこんな物を
持って帰ってきたんだ。
保冷力抜群のクーラーボックスは
勤続25年を祝った
会社からのお祝い品
バッキーは1995年に
この会社で務め始めたので
去年25年を迎えた。
26年前
転職する事にしたバッキーにつき
一家で
アイオワからイリノイに引っ越すことになった。
車で2−3時間先だから
たいした距離ではなかったけど
あの時
義母は私にこう言った。
”引っ越したらこの街の日本人のお友達からも離れるのよ
むこうの街には日本人は住んでいないかも知れないわ。
それでも構わないの”
と、、。
私達が住んでいたアイオワの街で
私は
数歳年下の日本人女性と仲良くしていた。
それが
どこでどうなったか
他の日本人女性が引っ越してきた頃から
おかしな関係になって
私は一人でいることが多くなった。
だから
その街を去ることに問題はなかった
むしろ
引っ越しを喜んだかもしれない。
日曜
4−50代の女性5人と
人柄がそれぞれのこの5人の事を
もっと知りたいなぁ
って
ふと思い
この夏の楽しみが出来たような気になった。
この年令になって
女友達を作りたくなった私と
人間関係に疲れたのか
”人のいない山奥に住みたい”
と
一人でいたがるバッキー
で
す