ホスピスの患者さん フクさんは私と違い小さな爪をされているので
ネイルシートは 小さいサイズの petite になる
木曜日の朝、仕事に出掛ける前に
末娘ニックママからpetiteのネイルシートを受け取った私は
職場への道中、
フクさんにそれをつける日を思ってはウキウキなっていた。
田舎道を走っていると
ホスピスのコーディネーターからスマホに連絡が来た。
丁度その午後 ミーティングがあったので
その事だろうと電話に出ると
それはフクさんがその日の朝早く亡くなられた知らせだった。
一瞬、身体が硬直し返す言葉が出なかった。
でも
死によって病を持った肉体から解放されたフクさんを想うことが出来
1度でもお会い出来た事を嬉しく感じもした。
初めて訪問した月曜の午後、
ベッドに横になられていたフクさんは
部屋に入って来た私を見ると
小さな驚きを見せるや優しい笑顔で迎えてくれた。
訪問を喜んでくださっているのが嬉しく
緊張感も溶けて行った。
透き通るような白い肌に大きなブルーの瞳
何よりもあの優しい笑顔が印象に強く残っている。
あの日と同じ穏やかな想いに包まれておられますように、、、。
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