弱くなってきたのは

Buy one get one freeの

BOGOデーの水曜日は

週で最も多い量の寿司を巻くのに

翌日職場に行くと

ショーケースは空っぽ

 

毎朝

この店のガススタにあるコンビニ用にも

２４パッケージの寿司を作らなくてはいけない

ので

木曜の朝は

超忙しい！！

 

でも

木曜日に一緒に働く中国人のビンさんが

スピードをつけて寿司を巻いてくれるので

仕事を早く終えることは出来る。

 

 

 

この日、

寿司の隣の中華で働いていたのは

全くと言っていい程

英語を話さないリンさん。

 

リンさんは５０代の中国人の婦人で

娘さんがアメリカ市民と結婚したことから

ご家族でアメリカにやってこられた。

 

 

 

英語が分からない中国人の人たちとは

漢字を書いて言葉を伝える。

 

すると

彼らは驚き

簡単な漢字しか知らない私を

知識人のように見る。　　笑

 

 

 

リンさんが女性である事もあるんだろう

英語が喋れなくとも

手振りや

漢字を使って

ちょっとした会話を私と持ってくれる。

 

特に最近

リンさんは私に話しかけてくる事が多い。

 

 

 

 

今日は

芥子菜を家から持ってきて

ランチに調理してくれた。

 

 

いつからか

リンさんは

私に彼女の食べ物を

シェアーしてくれるようにもなった。

 

リンさんだけでなく

この中華でシェフをするリンさんの旦那様

リン男さんも

毎朝のように

ゆで卵を一つ

そーっと

私の手に握らせる。

 

 

ゆで卵を食べると

学校遠足を思い出す私は

喜んで頂く。

 

 

 

 

で

ランチにリンさんが

 

作ってくださった芥子菜の炒めものは

私にはちょっと塩っぱく

油っぽかった。

 

で

も

 

栄養豊富だろうと思ったので

この黒いワンPintの容器に入った芥子菜炒めを

全部食べきった。

 

 

ワンPintは約４８０MLだから

１度で食べ切るには

結構な量。

 

 

 

仕事に戻って暫くした頃

腹痛が始まり

 

”これは下痢だ”

と

思った私はトイレに駆け込んだ。

 

職場に戻ると

リンさんは

何事もないように

黙々と仕事をされている。

 

頑丈なお腹をしている方だ。

 

 

 

 

帰り際

リンさんが紙に何か書いて

私に見せる。

 

 

”空心菜”と言う名の野菜を

知ったばかりの私は

文は読めなかったけど

彼女が今度、空芯菜を持ってきてくれる

と

言っているのが分かり喜んだ。

 

で

も

 

今回同様

油をたっぷり使った炒めものだと

また

お腹くだしそう。

 

 

 

子供の頃から

何を食べても

お腹など壊したことのない私が

この所

すっかり弱くなった。

 

ぽちっとね