「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

「もーす」・店屋の思ひで

2006-01-20 09:59:30 | 遠野
 「もーす」・・・幼い頃地元の商店に買物に行くと、この「もーす」の言葉と共に店の戸を開ける、そうしますと店番のおばさんが「はいよっ」と奥から出てくる、そんな日常的なことが思い出される。
 幼い頃、駒木地区には3軒の商店があった、共通することは店番といいますか、ご主人は女性であったこと。

 お小遣いもろくに貰えなかった当時、10円玉を握りしめてお菓子類を買う、どんなに嬉しかったことか・・・・今は3軒のうち1軒が健在である。

海上バス停脇の店屋跡
 

 おばあさんがひとり居た記憶がある。
 海上で遊んだ際は、5円だったかな?クジをひいて駄菓子やおもちゃを当てようとやっきになっていた。 
 皆さんは知ってますかね・・・コーラ系の飲み物で「クイントだったかクインターだったか?」瓶に入った飲物、形も味もコカコーラそっくり、ペプシではございませんよ・・笑・・・この飲物、確か瓶コーラが一本50円の頃、25円だったのでよく飲みました・・・。ここでしか売ってなかったんですよ。

 上の店屋っこ(岩間商店)
 

 近年まで酒屋さんとして営業してましたが、今は空家となっております。
 駒木で唯一の酒屋さん、爺さん連中が「もっきり」をよく飲みに行ってましたな・・笑・・
 当時は子供も大人も「すのじょう」と呼んでおりました。ご主人の名が「しんのじょう」親之丞氏ということでしたが、私が小学低学年の頃にお亡くなりになられ、その後は奥さんが切盛りしておられました。
 いつも和服を着ているおばあさんで、結構お釣りとかごまかされたりしたな・・笑・・でもお菓子類、インスタントラーメン類は充実してましたし、一番は釣針やテグス、ウキといった釣り用具を扱っていたこと、これがありがたかったです。
 「すのじょう」或いは「かみのみせや」と言っていたことが懐かしいです。

 下の店屋っこ(安藤商店)
 
 
 今なお、現役で営業しております。
 子供の頃は、「下の店・しものみせ」と親しみを込めて呼んでいた。駒木地区のメインストリートに位置し、上の店とは僅か80m程しか離れていない。
 安藤という駒木では珍しい苗字ですが、てっきり堀内商店とばかり思っていた時期があった・・・。
 床屋さんが月に一度出張してきてお店の一角で営業をしていたことが思い出される。

 ということで思い出の店屋っこ、これにて御終い・・・
 流石に「もーす」とか「もーし」との声がけで今は中には入れない・・・笑

 そういえば昔、アイスに「しまかげ」とか「ビバオール」といった当たりつきアイスがありました。
 木の棒に「しまかげ」と書かれてあったらもう一本、「ビバオール」も同じで、さらに別々に「ビバ」と「オール」とあって、二つ合わせてビバオール、すかさずもう一本・・・これを下の店で買ったら大当たり、翌日、上の店に持って行ったら、うちで買ったアイスが当たったわけではないので、当たりのアイスはあげないといわれたことがあった・・・笑
 
コメント (9)
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