「葬」ということで、少し慌ただしく過ごした数日でもありました。
故人は享年96歳(数え歳)、日本人女性の平均寿命が86歳(男性79歳)という長寿社会にあり、100歳の声も間もなくという場面で逝ってしまいましたが、他人は大往生ともいう方々もおられますが、しかし、晩年は寝たきりに近い状態で入退院を繰り返し、闘病生活は苦しかったに違いないと思っておりますし、介護にあった家族の大変さも想像するに余りあることだったと思っております。
葬列の様子
こうした葬列を組み、庭を3周して墓所へ向かう・・・
市内の在郷には、よくみられる葬儀の光景ですが、それでも昨今は葬儀を街場の葬祭センターで行うという場面も多くなってきておりますし、昔よりはかなり簡略されたりもしている雰囲気も感じます。
また、こうした葬列での各自の持ちモノやら忌明け法要の席順、さらにお知らせする(葬儀等)範囲を決める際は、親戚や地域での古老で身体は動かさないが口だけは達者、しかし、采配を揮って色々と指図なり決め事をテキパキとこなす役割の人間がいなければならない、経験がモノをいうことになりますが、これがなかなか出来ない役目でもあるんですね。
今回は、少しこうした葬の部分の昔ながらの場面を学ばせていただいた思いがございましたが、念仏をはじめとして、こうしたこともひとつの民俗的な伝承という部分が強いものでもあって、簡素化とか色々と言われる時代でもありますが、やはりこうしたことも残すべきことで、継承されていくことが望ましいと私は感じた葬儀でもありました。
ちなみに小生は「陸尺」の役・・・、今年は地域、親戚での葬では陸尺はできない。
さて、こちらも田舎の「ごっつぉ(ご馳走)」
いやっ~・・・一頃はこんな感じの豪華な膳が付いたものですが、こちらのホールは、凄いですね・・・!
少しだけ、ブログをお休みしましたが、ようやく復活です。
徐々にペースアップして参りますので、よろしくお願いします。