旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

国際バラとガーデニングショウ 2014 ~その3

2014年05月14日 19時04分00秒 | ガーデンショウ・レポート

大きなガーデンは見ごたえがあり、全体だけに目が行きがちな私だけど、小さめのガーデンでは、細かいところまでチェックでき、結果自庭のヒントになる箇所をたくさん見つけられます。

ガーデンB(12㎡)の部門のお気に入りは

歩んだ後には花が咲く
何だか植栽に懐かしさを感じてホッコリしました。
木柵とフツーの紫陽花があったからかな。


~Ajito~
とてもシンプルに見える庭のなかに、寒色系の小花がいくつも咲いていて爽やかで好きでした。
こんな木柵を作ってみたい。



扉の向こうに愛する家族がいる~出ておいでよバラの楽園へ~
植物とオープンスペースの分量配分が好みかな。
パーゴラが高めで圧迫感が少なく感じました。

 

フロントガーデン(5.76㎡)部門では

LA VIEPLANISSIMO~小さな幸せのみつけかた~
玄関前が可愛らしくて、小さな女の子が行ったり来たりしそう。

 

ハマナシ香る、とかちのポタジェ
北海道から参戦のようなので、アップします
ノンビリ感具合が好きかな。


樽カフェ ~heart&harb~
フロントガーデン部門には高校生のガーデンが3件エントリーしていました。
どのガーデンも良く考えられ、高校生と思えない出来栄えでした
その中からガーデンカフェ好きの私が選んだのはこちら↓
手作りの感じがして、身近に感じたから。

 

昨年から、よりバラを活かしたコンテストガーデンが増え、より華やかになり、更に普通の庭でも生かせるようなヒントが得られるようになったと感じます。
どの庭もテーマに沿ったものだったのではないかしら。
それが見ていて気持ちが良かった理由かも

今年はユメミ・ファクトリーさんのカフェが会場内にあるのも嬉しかった。
整理券が必要とのことで断念しましたが、お茶したかったな~

 

忙しい毎日が続き時間にも気持ちにも余裕がない中出かけたので、十二分に楽しめなかったけど、やっぱり行って良かった
美しい物好きな物を見ると元気が出ます。

新しい庭作りは遅々として進みませんが、見て感じた事を少しでも生かせたら、と心新たにした次第です。

おしまい




国際バラとガーデニングショウ 2014 ~その2

2014年05月14日 12時58分57秒 | ガーデンショウ・レポート

国バラの会場の西武球場内での光の加減が難しく、「晴れ」の設定だと見た目より青く写ってしまい、「曇り」の設定だと黄色く写り・・・
毎度上手く写真が撮れません。

ガーデンA(24㎡)部門で私の気に入ったガーデンをピックアップします。
今年は私の大好きな「白樺」と「シャンパンorワイン」の設えられたお庭が多く、嬉しくてしょうがない
多くのガーデンがそれぞれの庭主の個性を感じる風景であった様に思います。

ガーデン大賞最優秀賞に選ばれた「森のテーブル
白樺に囲まれたコティジの一角、と言う所でしょうか。
マイナスイオンを感じる庭で個人的には好みですが、コンテストとしては花が少なくてちょっと残念


Living Garden ・・・そこは植物たちのテーマパーク
涼しい避暑地のレトロなガーデンかな。
白樺とバラのコンビは軽井沢か北海道か・・・

 

Hideaway~隠れ屋の庭
白樺とバラとジギタリスは決まりすぎ
黄緑色の葉と寒色系の花の色合わせに個性を感じました。

 

La Vie en Flora
ロマンチックな色合いのバラに濃い色のクレマチスがアクセントになっていたガーデン。
甘い組み合わせは苦手だけど、白樺とロゼワインだからユルス


Le Paradeis 'macarons'
ロマンチックな感じとワイルドな感じが同居していたように感じたガーデン。
ワインを飲みながらフクロウの置物を眺めつつヴァイオリンの音色に耳を傾ける・・・
欲張りすぎじゃないか

 
Wellness Garden
こんな風に木陰でハンモックに揺られながら休日を過ごしたいものです。
石ころは何の目的だったのかしら?
アクセントにはなっていたと思うけど・・・

 


そして私のイチオシのガーデンは「野点日和
ジギタリスの林立する白樺の林のなかで、手作りの木製椅子に腰かけてシャンパンを頂きながら爽やかな風を感じる・・・
なんて素敵なライフスタイルでしょう
石積みで高低差をつけたサンクンガーデンになっているのも好きだし、手前の白い一重のバラが山の庭らしいワイルドさを感じさせるし。
本当に素敵でした


庭奥の木製サンルーム内に薪ストーブがあるのも、私好み

私が北海道に別荘を持てたら、こんな風な庭を作りたい。
バラはロサ・ルゴサ・アルバ(白ハマナス)にして。
ここに大賞を取って欲しかったな。何故「激励賞」だったのだろう実際にある庭だからなのだろうか・・・

 

ガーデンコンテストの「私の好きな庭」の投票結果も出たようです。
回によっては納得のいかないこともあるけど・・・今年はどうかな・・・

続く


国際バラとガーデニングショウ 2014 ~その1

2014年05月14日 10時05分39秒 | ガーデンショウ・レポート

12日の月曜日の午後に行ってきました。

今年もテーマの「バラ色の人生」というテーマにピッタリな素敵なガーデンに出会えました。

まずはコンセプトガーデンの中から気になったシーンを

豊かな大自然のキャンパス プロバンスの庭

大きな区画だったので色々なシーンがあって楽しめるガーデンでしたが、一番気に入ったのはこの角度かな
フランスの片田舎のナチュラルな雰囲気に癒されます。

 

赤毛のアンの庭

此方はNHKの朝の連続テレビ小説「花子とアン」をテーマにしたガーデン。
机は「赤毛のアン」を翻訳した村岡花子のイメージで、庭はその物語に出てきたアンの庭、というコンセプトだそうです。

私は「赤毛のアン」はどうにも苦手で途中で読むのをあきらめたので詳しく知りませんが、物語の舞台の「グリーンゲイブルス」と言われる緑の屋根の家。
プリンスエドワード島から公式キャラクターのアンちゃんが期間中来日しています。

 

モナコ公国公妃 グレース・ケリーの庭

此方は吉谷桂子さんがデザインされただけあって、色使いが素敵でした。
片側からは黄色を中心とした草花で。その反対側からはピンクを基調とした草花で。
中は真紅のバラや、緑のグラデーションの多肉の寄せ植えなど、見ごたえがありました。
塀の隙間から眺めるとまた印象の違う風景が現れて・・・作り込み方が素晴らしいです

 

不思議の国のアリスの庭

此方はケイ山田さんの演出したガーデン。
いつものバラクラの作る庭のイメージより、ずいぶんポップでカラフルな気がしましたが、物語に似合っているのでは。
可愛らしかったです。

 

我らが「横浜イングリッシュガーデン」のコーナー
バラとその他の草花の組み合わせを見ると、YEGのガーデンをギュゥ~と濃縮した感じがしました。
「バラ色の人生とはなにか」河合さんのメッセージも是非お読みください。
これを機に、あの素晴らしいガーデンをもっと大勢の方々に知っていただき、足を運んでいただけると良いな~

 

午後3時以降が比較的空いている、というのは本当でした。
午後4時以降はゆったりと各ガーデンを復習がてらに眺めることが出来ました。

ただ、帰りの小田急線が混んでいて、荷物が多い時は各駅停車に乗らなくては

続く