本当に、母の風邪には困った物です。
というのは、まず腰が立たなくなってしまうんですね、年のせいでしょう。
もう2年ほど春先になると立ってトイレに行けないとハイハイ。その後、大抵は休日に合わせたように具合が悪くなるので救急医へ、施設の車いすに乗ってご満悦風にしたり顔で不調を訴える割には特に異常がなく、風邪。インフルエンザでもなく風邪。
薬をもらって帰宅して服用、翌朝起きてみると家には居ず、どこへ行ったのかと思えば散歩。
「気分が良くなったから散歩に出た。」
そうだ。
そんな2年の春が過ぎて今年です。
今年も同じく腰が立たなくて、…と思っていると、今年はハイハイではなく仰向けにお尻でずりずり、手で体を押し出すようにしてトイレに通っていたと思ったら、毎度のことで熱もあるので、またまたこちらも救急医という連休中の発病。
ここここ、…。
そんなわけで、今回もすぐ翌朝には散歩と思いきや、全然でしたね。
まず、食欲が戻ってこないので、相変わらず寝たっきり。トイレの便器に這い登る力もなく、はっていく力もなく、手がしびれて物が持てないとか。
これは、何時もと少し様子が違うとは思いましたが、救急医の先生も、診断は風邪。主治医の先生も風邪、転んでいるね、との言葉に、指示通り足の湿布をして、漸く翌日にはお尻ハイハイが復帰でき、今朝は膝での普通のハイハイが出来るようになりました。
あー、長かったと数えてみると、6日目の闘病生活になりました。
この間、やはりトイレに行けないためオムツ。これが、少々のおもらしにも快適だったらしく不思議とお気に入りです。今も自身で装着中。
お昼に着替えをさせたところ、快適だからこのまま下着に替えないでいいとか。
へー、そうね、濡れていちいち着替えるより、さっとポイ捨ては便利なものだし、肌さっぱりで、どこかのCMじゃないけれど、お尻さっぱり赤ちゃん(こちらはばばあ)にっこり。
何だか、思うに、車いすで世話されていた頃からご満悦だったように、介護されて嬉しいなんて、内の母だけでしょうか?
介護されたい、世話されたい、手間かけさせたいなんて、世話するこちらがとても…迷惑。仕事だって穴あけたし…