Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

梅雨入り

2021-06-18 19:34:06 | 日記
 今年は今日梅雨入りしました。明日は1日雨の予報です。

 さて、昨日、今日と、思い出の「マルのじれんま」のアップが、回を前後してしまいました。申し訳ありません。実は昨日のメールで2話分来ていました。それで2日間に分けたのですが、間違えて前後を逆に載せてしまった訳です。やはり体調が悪かったのですね。自分でも驚いています。

 お知らせ方々来たのですが、梅雨入りに因んでコラムを書こうと思います。梅雨といえば雨、カタツムリ、紫陽花、傘に雨ガッパ、等々浮かびますが、私は今年、ここで紫陽花について書こうと思います。

 昔家の庭には、やはり紫陽花が植えられていました。西洋紫陽花です。何時も花時は淡い青い色をしていて、赤色に変わるということ無く過ぎたものです。庭の土質が中性に近かったのでしょう。昔この紫陽花は私の祖母が植えたと聞いていました。

 梅雨といえば、我が家の庭には咲く花がそうは無く、かろうじて他に菖蒲が黄色い色をのぞかせていました。それも数輪、1株、2株の少なさでした。元は1株でしたが、学校の理科で菖蒲が株分けできると知り、私が試しに葉挿しして2箇所に増やしました。今回は紫陽花の話なので、菖蒲の話はこれでお仕舞いです。

 さて、小さな頃から西洋紫陽花の丸い大きな花の形に馴染んでいた私は、ある年小学校の教室で額紫陽花に出会いました。誰かが持って来た花が教室の花瓶に生けてあったのです。私にとってこの花の第一印象は味気ない物でした。幼い私の目にこの花は、小さくて質素で詰まらない容姿に見えたのです。でも、私も歳が進むと、いかにも和風なこの花がとても趣深く味わいのある容姿に見えて来ました。折に触れる風情を感じる様になった訳です。

 そんな私は、かなり後年、ここ15年程前に、新しくなった家の庭に額紫陽花を植えました。これは園芸店で「七変化」という名で売られていました。庭の片隅で綺麗に多色に色変わりする美しい花でした。が、その後、庭にサツキなどが増えると、紫陽花を植えた隅は日影になり、いつの間にかサツキの前方、日向に向けて紫陽花が顔を出す様になりました。

 サツキの前には紅葉の木があり、今やその紅葉の根方に迄増え、生え広がった我が家の紫陽花は、この季節に彩りよく花盛りとなっています。紫陽花に彩られた紅葉の木、梅雨入り時の、小さな緑の手の楓は紫陽花の青いドレスを身に纏った様。これが今年の今の我が家の庭の現風景です。

 ところで、ひょんな事から、私は極最近知ったのですが、人の誕生日の花紋というのがあるのですね。365日分ちゃんとあるのです。知った私は早速自分の花紋を調べてみました。

 すると、なんと額紫陽花の花の一種でした。驚きました。不思議に私は額紫陽花を庭に植えた事だと、その偶然を意外に思いました。現在青く美しく咲き揃っている庭の紫陽花に、私は趣深く、毎日それを愉しく眺め遣っているのです。

うの華3 175

2021-06-18 10:25:46 | 日記
 男客が側を去ってから、暫く不満気にその場に立ち竦んでいた彼だったが、その内何すると無く厨房の中をウロウロし始めた。あっちのフライパン、こっちの鍋、流しの下の調味壺等、ガタゴト彼の片手を出しては弄り戻すという、所在の無い行動を繰り返していたが、自分は親切でああ言っていたのにと思うと彼は段々腹が立って来る。遂に彼の癇癪玉に火が点いた。あちらこちら弄る手に力がこもると、彼の身振りも大掛かりとなった。ガシャン!、バン!、と音高く、狭い厨房の中で派手に彷徨き始めた。彼が手を上げて、上方の棚の上に勢いよく調理具を放り投げ始めると、それはさながら厨房という檻の中、猛り狂うゴリラが喧嘩相手に果物等投げつける様相その物となった。

 店主が立てる派手な音に気付いた男客は、店の厨房に目を遣り驚いた。店主のの怒りが弥増す様に、彼は不安を掻き立てられた。

『まずいな。』

彼は連れの女性客である息子の嫁と、その彼女の子供達、彼の孫に何かしら危害が及ぶのを恐れると、今話している話を切り上げ、早々に彼女達を店外へと出そうと考えた。

「今日はこの辺で止めておこう。」

え?と聞き返す嫁に彼は言った。

「今話している話だよ。」

話していた、かな。そう続けて言って、彼は彼女を安心させる様に微笑んだ。「それより、お前さんする事があったんだろう、私もだよ。」、この話は後日改めてという事にして、そう言うと彼は横目で厨房を指した。

 舅の目での合図に、でもと言い掛けていた彼女は、何だろうと厨房に目を向けた。そこには荒れ狂う店主の、派手に動いて弧を描き、鍋等あちらこちらに投げつける姿があった。まぁと彼女は眉を顰めた。『乱暴な人だ事。』

 「お前さん、子供連れだろう。」

彼女に危険を悟らせる様に舅が言葉掛けした。お陰で彼女もハッと悟った。『早めにここを出たほうがいいわ。』

「では、お義父さんのおっしゃる通りに。この件は後日改めまして。」

言うが早いか、彼女はさぁと娘2人に椅子から立ち上がる様促した。「お題は私が済ませるから。さぁ、早く。」、舅は手を振って彼女達に早めの退出を促すと、自身も店から出て行きたそうに身を捻り、この店の往来の方の戸口を眺め遣った。


今日の思い出を振り返ってみる

2021-06-18 08:54:47 | 日記
😴 
マルのじれんま 48

 そうだろうか、ドクター・マルは思いました。彼女と出会えた事は幸福だったんだろうか?彼女のものだった自分は幸福だったんだろうか?、自分の人生であの時代は幸福な時代だったのだろうか。......

    今日は曇り空、晴れ間もあるようですが、夜は雨になるとか。過ごしやすい気候です。
    私も調子が悪かったのですが、こちらでは集団食中毒が発生したようです。複数の保育園や学校、給食の、どうも牛乳のようだそうです。私とは別の食品でしょうね。未だ冷蔵庫に一片残っているのですが、食べるに食べられなくて、冷蔵庫を開ける度に、私には勿体無い思いが湧いてきます。ジャムにも出来ないし。…いや、この件はこれ以上深く掘り下げたく無い。もう忘れます。😃