翌日、早速えーちゃんを見つけて昨日の言葉の説明をしようとします。
向こうもそうだったようです。お互い会って話すのを待ちかねていた感じでした。
課題は「フタマタ」と「趣味が悪い」でした。
いやー、知ってみるとそうなんだという感じでしたが、まずえーちゃん、
「フタマタは動物じゃないぞ。」でした。
「好きな子を2人同じ時に作って、どちらとも付き合う事なんだ。」
ちょっと目頭が赤くなっています。
私は(も?)この言葉にあまり触れたくなかったので、そうなんですってねと軽く流すと、趣味が悪いの言葉へ早々に移ります。
「それより、趣味が悪いって、趣味と、それが悪いという二つの言葉なんだね。それ、は趣味の事。」(内心、あってるあってると合いの手)
「趣味って、自分の好きなこと、お絵かきや本読み、歌を歌ったりする事なんだね。好きな物を集める事も趣味だって。」
「好きな事でも、物でも、人から見ると変な事を選ぶ人を趣味が悪い人とか、悪趣味な人っていうんだって。」(全くの受け売り)
「そうだな、よく分かったよ。」
など言い合うのでした。
私は家の大人、父に話を聞いたのですが、金と銀が好きなことが悪趣味だと言われる原因も、父から聞いたのでした。
特に男の人が女の人に向かっていう言葉だそうでした。
「金と銀はとてもお金が高い、高価な物だから、男の人は女の人においそれと買ってやれない。だからそんな金や銀が好きな女の子は男の子に嫌われて、趣味が悪いと評される。そういう話だった。」
と私は父の口真似をするのでした。
この説明はとてもえーちゃんに好評でした。
私の話の後、えーちゃんも家で聞いたことを説明してくれたので、私の理解はより進み、この時間の2人は言葉の話題で持ち切りとなり、その話が楽しくてひと盛り上がりしたものでした。
ひとしきり話が済むと、お互いに別の友達と遊んだり、一人遊びを始めたのですが、私はえーちゃんとのフィーリングの好相性に昨日の父との話を思い出し、やったーとばかりに手を組み合わせるとすいっと伸びをしました。
『えーちゃんて当たり矢だ!』
と、自分が当たり矢を見つけたことを喜ぶのでした。
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