Jun日記(さと さとみの世界)

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竹馬の友、12

2016-12-06 16:00:10 | 日記

 「帰ろうか?」

やっぱりLさんは怒っているのだと思い、座っていた私は立とうとします。

如何したのと尋ねられて、いや、Lさんが怒っているみたいだから帰ろうと思って、

そう私が言うと、

Lさんは怒って、怒って、はいるけど。と、言葉を濁して、最後は黙ってしまいました。

 私にすると如何してよいのかよく分からない状態でした。

私の場合、自分が怒ると、もう遊びたくなーいと言って、その場から掛け去るか、

家にいた場合は相手にもう帰ってよ、ここは私の家なんだから。

と追い返すと言う風に、白黒はっきり決着をつける方でした。

 それで、相手もそうだと思うと、今の場合、

Lさんは怒っている、ここはLさんの家、帰るのは私という事になるのでした。

相手の事を考えて、怒っているLさんと一緒な場所に居てはいけないと判断するのでした。

 怒っているけど、少し遊ぼう。

そうLさんが言うので、はぁ、なるほど、少しだけ遊ぶ気持ちがあるのだと思います。

私はこの後何をして遊んだかもう覚えていないのですが、

来ない間何をしていたのか?とか、如何してあの時嘘をついたのか?行くなと言ったのになぜ行ったのか?など、

質問と回答の時間、他に、

災害の現場を見た時のお互いの気持ち、可愛そうで見ていられなかったとか、あれは見てよかったと思う、と言った、

お互いの見解の相違などの話をしたように思います。

少しの時間と彼女が言ったように、

少し遊んだからと彼女はさよならをしようと言うので、私は帰って来ました。

 「また遊びに来てね。」

最後に彼女が言うので、やはり私には怪訝な感情が消えないまま、うんと言ってその日は帰って来たのでした。


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