当たり前のように出かけて行って、当たり前のように時間を過ごして、当たり前のように帰ってくる。
何時までもそういう訳にもいかないのに、と、いう事で、私の祖父やかー君のご両親の言動になったと思われます。
私ももう4年生、言われてみるとなる程と気付きます。
段々と行かない方向で検討を始めます。行き成り切ってはいけないと思っていました。
それにはやはりおー君が関係してきます。
4年生になって、ある日何処で誘われたか覚えていませんが、家に誘いに来たのかもしれません。行かないつもりでしたが、それなりにその頃は気持ちもほぐれ、何時も人にはにこやかなかー君の影響もあって、当たり障りなく誘いを断らずに出かけてみることにしました。
多分、母から、昔は仲良しだったのに最近ちっとも遊んでないのね、たまには行っておいでとでも言われたのかもしれません。多分それが決定打ですね。
気乗りしなかったのですが、一応顔はにこやかに、出掛けていくと、何時ものおー君家へ行くコースがとられました。
過ぎ去ったある日のいつものように、2人で電車の通る道を歩き、坂を横切り、小道に入ります。
私は辺りをきょろきょろと眺めます。
懐かしい気もします。私は昨年よりまた一段と身長が伸びて、風景を小さく感じます。
問題の内緒にしてねと、地方の話の場所に差し掛かりました。
少し先を歩いていたおー君が振り返って、ポそりと、
「急に切られる人の気持ちも考えてよ。」
と言ったと思います。
私は、おー君に同情するべきだったでしょうか、少し気持ちがほんの20パーセントほど傾きました。
が、頑張って自分の傷心の事を思い出しました。
彼は私を少しも傷つける事がなかったかしら?私の答えは否でした。
確かに、過去に彼も私の事で傷つく事があった。
それを私は知っていました。そして、その事を私が知っている事を彼も知っていました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます