私の言う事をきー君がそうやすやすと聞くとも思えません。
どうにもFさんの話は不思議です。
『寝耳に水』という以前の、私にとってもきー君にとっても、先ず問題外のお話にしか思えない私は、
一体全体Fさんは何を考えているんだろうと思うのでした。
Fさんの頭の中はどうなっているのだろうと、改めてしげしげとFさんの頭を見てみます。
頭から顔と…
眺めている内にあることに気が付きました。
せっせと話しているFさんの顔、視線は宙に舞い頬はほんのり上気して赤くなっています。
綺麗なピンク色の頬、こんな表情の彼女は初めてみました。はぁ~ん
ぴいーん!と来ました。
『Fさん、きー君が好きなんだ!』
それで、中学校で離れたくないんだ。と、
『これが女の第六感という物なのね』
聞いてはいたけど、私の脳裏にピン!と来た、今のこれがその直感なのだと、
この時の私は確信しました。
任せなさい、分かったからには私が何とかしてあげようじゃないの。
そう思って私はほくそ笑むのでした。
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