昨日の午後は小父さんの畑手伝、ジャガイモの植え付けをしてきました。
まことに細やかな畑です。
でも土は食べ物を育みます、その育てる場所づくりを人間がやります。
掘り込んだ土の上に昨年刈った雑草を堆肥として敷き土をかぶせ、そこへ
こうして種イモを置いていきます。
種イモはジャガイモを半分に切って、切った面に灰をつけます。写真の種イモの回りの白いものは灰です。このあと市販の肥料を被せ土をかぶせて終了。子供の頃やってきた作業で、身に覚えのあることでした。
一昨日の句会で、 春耕の人に道問ふ峠口 の句がありました。
春耕はもちろん春の季語ですが「耕」が春の季語です。歳時記から、
千年の昔のごとく耕せり 富安風生
耕して百年前の空の紺 坪内稔典
こういう小さな畑で年寄りが続けている作業も千年百年の歴史を持つものでしょう。子供の頃はそんなことも思わず千曲川の川原の畑で作業をしていたのでした。
耕しの一人が千曲近きかな 村越化石