先月大船駅の近くの料理店で貰ったチラシ案内( 鎌倉は大船駅近くで )の講演会に相棒の誘いにのって出かけてきました。鎌倉は杉本寺の近くの鎌倉女子大学二階堂学舎、受付にMさんがいました、「kaeruのつぶやき」の名付け親です。講演会の主催がICP鎌倉地域振興会(http://icp2001mt.sakura.ne.jp )という団体で、そういえば以前Yさんの誘いで同種の講演会に参加したことがありました。
「未来に引き継ぐ鎌倉の歴史遺産」と題する講演ですが、思った通り私の耳では聴き取れませんでした、がかなり詳しい資料でしたので参加しておおいに刺激を受けました。「吾妻鏡あずまかがみ」に記されている記録と現在の鎌倉への変遷、段葛の保存を巡る話特に桜樹に関する話は観光地として表面だけ見ていては見えてこない問題の一端だろうと感じました。
資料のなかの「吾妻鏡」原文ーー漢字文のなかにーーに平仮名の和歌を記されていたのは面白く、それも静御前が八幡宮で義経を慕い舞う場面ですからいっそう目に入ります。原文は、
この頁の中ほどに、
よし野山みねのしら雪ふみ分けて…… と しつやしつ……
が読み取れます。
帰りは一人でしたので歩いて鎌倉駅へ、途中で
今日の講演会でも「私たちが歴史的遺産を次世代に引き継いでゆくためには何が必要なのか考える」とありましたが、その現場のひとつです。
あわせて私の手元に現代語訳「吾妻鏡」があります、原文のそれを読むことは及びもつきませんが、現代語訳でしたら読み進めることができるでしょう。原文と同じ部分でもこうあらわされています。
その努力を払うことは私にできる歴史遺産の継承です。