先々週は向井さんから並立鳥居を教えてもらいました。今日の「てんがらもんラジオ」ではタイトルにした「ホメオスタシス」。生まれてはじめて聞いた言葉で、もし保健師・児島淳子さんからでなく、たまたま耳にしたら何か動物の名前かなくらいの受けとめだったでしょう。
児島さんはこの言葉を説明して「どうです、身体って凄いでしょう!」というような感嘆詞を付け加えました。
例によって聞き違い、聞き落としがあるでしょうからこちらで視聴して下さい。 http://www.ustream.tv/recorded/111987106
ホメオスタシスの話の前には、交感神経と副交感神経とかアドレナリンとノルアドレナリンのことに触れていました。要は私たちの身体の中にはアクセル機能とブレーキ機能が組み込まれているとのことです。
そうすることによって総体として身体自体が生きようとするのだそうです。その働きをホメオスタシスというのだと理解しましたが、勝手に思い込んではいけないので、事典にあたりましたら、
「生物が生理的諸機能の総合的な働きによって、体内の物理・化学的な状態を一定に維持しようとする性質をホメオスタシスという」とありましたので、そう間違いではないでしょう。
その事典には、
「高等脊椎動物にみられるような発達した内部環境の恒常性は、幾億年にわたる長い進化の通過によって、次第に確立されてきたのである」と。
高等脊椎動物の一種である人間のひとりである我が身も、幾億年の進化の結果としてこうしてブログなどというものを書いていられるのです。児島さんが自分の身体に感謝したくなるような話をしたい、と言われましたがこれは我が身一代への感謝では済まないことです。
幾億年まで遡らないとしても幾百万年、人類史位の範囲まで入れての我が身への感謝となると、人間愛とか人類愛という水準になるようです。先週「西郷どん」の描く愛のスケールの大きさを考えたのですが、今夜も桜島規模で描かれるスケールになりそうです。