kaeruのつぶやき

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葬儀を通じて……。

2023-03-05 22:07:14 | 非詩的なつぶやき

義兄の葬儀を終わって帰宅したら、かなり疲れていたようで横になって寝こんでしまい夜食寸前に目が覚めました。

義兄は7人兄弟姉妹の2番目で享年86歳、7人のなかで最初の葬儀だということで参列者は兄弟姉妹とその連れ合いがほとんどでした。というのも60歳代から後半の日常は入院しているか、病院通いか自宅治療だったようです。自然と近隣との付き合いも元の職場関係とも縁遠くなって、訃報を伝える先もごく限られていたのでしょう。

年があけた頃妻が「兄さんの調子がいいようですから、会いに行きましょう」と言われ、暖かくなったらと話あっていたのでしたが……。

今日は義兄からみたら姻族の甥に当たる我が家の長男も同行しました。義兄の3人の子供は結婚したのが次男だけで、長男長女が未婚のまま。お互い高齢期に向かうなかで生活に活気をもたらすのは、子供の頃の記憶を共有している仲である従兄弟同士の交流もそのひとつかと思います。それがまた心身の健康にも繋がるでしょう。

残された義姉は、子供3人ながら孫が一人、人口減の日本社会の断面にも見えてきます。50歳代の甥姪と言葉を交わしながら、彼等の親世代で超高齢期最中の爺婆世代の私たちが、高齢期超高齢期に向かう彼等の生活に彩りを添えさせられる役割を果たせないか、季節の春を迎えるなかで人生四季の最終期にどう彩り豊かにするか知恵を出すのも我が身の若さを保つ手立てでしょう、と葬儀場を背に鎌倉街道を歩きつつ考えてきました。