夕食中妻が「寅さん、見ないの?」と……。
夜7時をかなり回っていました、今夜は土曜日だったのです。
夕食に降りてきて、ニュースが気になってチャンネルを変えて、
ガサ、ウクライナ、アフガニスタンの地震……、で「男はつらいよ」を忘れていました。男も辛いですが、世界中が辛い、日本も。
でもやはり、寅さんだと「寅次郎紙風船」にチャンネルを、
29日の「つぶやき」で、
この番組、多分三度目くらいでしょう、映画でも観ている筈です。ただ寅さん映画・テレビは殆ど何度観ても「良い」です。もちろん、ほぼ筋は分かっています。でも観るたびに新しいものが感じられます。
今回意外な感じ。この「寅次郎紙風船」で寅さん映画を通じて、始めて「マドンナのその後は、どうなったのだろう」と感じました。ヤクザの亭主の死のあと、ひとり東京に出て来て小さな旅館の仲居生活。
寅さんは死んだヤクザの信頼も受けて、そんな彼女と所帯を持つ覚悟が出来つつあった、が、彼女の深い思いに添うことも出来ず、いつもの旅の空へ。
寅はそれでいい、しかし、光枝のその後は? この映画が「紙風船」と名付けられたことに繋がっているのでしょうか。