ゲストのむろさんさんからの情報です。(むろさんさんに感謝です!!)
ホセ・デ・リベーラの弟子作品として、マドリードのオークションに掛けられる予定だった《エッケ・ホモ》が、カラヴァッジョ真作ではないかとの専門家の指摘があり、スペイン政府が急遽、競売を阻止したとのこと。
https://www.afpbb.com/articles/-/3341160?act=all
カラヴァッジョ帰属(?)《エッケ・ホモ》
画像を見ると、カポディモンテ美術館(ナポリ)のカラヴァッジョ《キリストの笞打ち》.にちょっと似ているようにも思えるのだが、うーむ、果たしてどうなのだろう??
私的には、当時はスペイン領ナポリだったから、ナポリのカラヴァッジェスキの手による可能性もあると思うし、これからの詳細な調査による続報に期待したい。とにかく、カラヴァッジョ偏愛としては実物を観てみたいものだ。
英国 ガーディアン紙から。
サイズわからないと、どうしようもないのですが、意外とサイズ報道されてないですね。20cmと1mでは大違い
他では イスラエルの英字紙が詳しかった(URL) SIZE無しの記事ですが。。
https://www.theguardian.com/world/2021/apr/08/spain-blocks-export-painting-thought-caravaggio
111cm ✖ 86cm。確かにサイズ情報は大切ですね。意外に大きい作品だと思いました。
イスラエルの記事も読みましたが、やはり、これからの更なる調査が期待されますね。
左下の顔が、なんとなくカラバッジョの他の絵でもみたような顔ですね。そのまわりの黒い部分がよくわからない。
プラドとスペインがやけに性急なのは、1976年にカラヴァッジョの「聖アンデレの磔刑」がスペインから流出、現在 米クリーブランド美術館、というのがトラウマになっていると、海外紙に書いてありました。
で、近年の真作発見?はなんだかお金がらみが多そうですよね(;'∀')
スペインがあの《聖アンデレの磔刑》を流出?!悔し過ぎてトラウマになるのが了解できます(^^;。今回は果たして??ですよね。
レポートでも、画面の劣化は大きいものの、作品自体は優れていると見ているようですね。制作時期の推定や、帰属を裏付けるとする資料類ですが、解釈の問題もありますから、先ずはやはり作品自体の詳しい調査が待たれますよね。
貴重な情報をありがとうございました!! プラドのレポートの続報が楽しみです。