録画していた『HNK日曜美術館』の「天使か悪魔か 建築家 白井晟一」を見た。なんだか異色の建築家だなぁと面白く見てしまい、「白井晟一 入門」展を開催した松濤美術館や他のサイトを色々チェックしてみた。
https://shoto-museum.jp/exhibitions/194sirai/
https://shoto-museum.jp/wp-content/uploads/2021/11/Sirai_PR_Web_1115-1.pdf
松濤美術館は展覧会を観に何度か訪ねたことがあったが、恥ずかしながら建物自体に注目したことは無く、今回サイトを見て改めて美術館の建物全容を知ることになった。美術館カフェも利用したことがあり、黒い革張りの大きな椅子が懐かしい。他の美術館カフェとは違う大人っぽい雰囲気だったなぁ。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/25043
http://tokyopasserby.blogspot.com/2011/03/01_26.html
で、ネットの松濤関連画像を色々興味深く眺めていたら、美術館壁面の《謎の蛇口》が登場し、昔は全然気が付かなかったと思うのと同時に、あれっ、この形似ているなぁ!!と想起した「もの」があった。もちろん、その「もの」には蛇口は無かったのだが。
下↓ 白井晟一による「松濤美術館」右壁の《謎の蛇口》。
下↓ 想起した「もの」。
↑ フィレンツェにある初期ルネサンス建築の屋内エントランスで見つけた小さな「fontanella(水飲み・手洗い)」(多分)である。昔は水が出ていたのだろうか??
扉の上のルネッタにはアンドレア・デッラ・ロッビア《受胎告知》が。
すなわち、そう、フィリッポ・ブルネレスキ(Filippo Brunelleschi, 1377 - 1446年)設計(後継:フランチェスコ・デッラ・ルナ)「孤児養育院( Ospedale degli Innocenti )」(現在は美術館)である。
美術ド素人の妄想だが、もし白井がこの小さきフォンタネッラを頭の片隅に覚えていて、ふと思い出して取り付けたとしたら...楽しいのになぁと思ってしまったのだった。
懐かしい…(笑)
私も本当に懐かしいですわ~(笑)
それにしても、いつになったらイタリアにまた行けるのでしょうかねぇ(溜息)